チドリ目・チドリ科・ミヤコドリ科

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クチバシの先から尾羽の先までの長さ(全長)で小さい鳥〜大きい鳥の順
(参考:スズメは約14cm、ハトは33〜36cmの大きさです。)

<-- チドリ目チドリ科 --> 
コチドリの写真 
 
コチドリ(小千鳥) little ringed plover
  東京都大田区東京港野鳥公園 2003/5/10
 チドリ科。日本産チドリ類では最小で全長約16cm。目の周囲と脚が黄色。頭部に白黒の斑紋と、胸に黒帯がある。全国各地に飛来し繁殖する夏鳥。

 ⇒コチドリの親子  福島市阿武隈川・河川敷 2004/6/26
 ⇒ 滋賀県 2009/5/29 親鳥にかまわず、ヒナが走りまわっりいました。
 ⇒ 京都市 2010/9/17 幼鳥 
 
シロチドリの写真
 
シロチドリ(白千鳥) kentish plover
  東京港野鳥公園 2003/8/2
 チドリ科。全長約17cm。全国で生息し繁殖するが、冬は本州以南へ移動する。クチバシと足は黒色。後頸が白い。 2012年8月の環境省第4次レッドリストで、新たに絶滅危惧U類に指定される。
 ⇒  沖縄県豊見城市豊崎干潟 2008/1/26 オス
 ⇒ 沖縄県石垣島 2008/10/5 冬羽。冬羽はメダイチドリとよく似るが、シロチドリは白い首輪が一周しています。
 ⇒ 愛媛県四国中央市三島中央の埋立地 2010/8/27 幼鳥
 ⇒ 三重県松阪市雲出川河口 2014/10/16 幼鳥
 ⇒ 大阪府泉大津市 2015/4/24
 
ハジロコチドリの夏羽
 
ハジロコチドリ(羽白小千鳥) ringed plover
  千葉県習志野市谷津干潟 2005/4/10
 チドリ科。全長約19cm。成鳥夏羽では、クチバシの基部と脚がオレンジ色。コチドリは、黄色いアイリングがあるが、ハジロコチドリにはアイリングがない。ユーラシア大陸の北極圏で繁殖し、西アジアからアフリカ中南部で越冬する。日本には、希な旅鳥または冬鳥として渡来。
  ⇒
 
ミズカキチドリの写真
 
ミズカキチドリ(水掻き千鳥) semipalmated plover
  愛知県愛西市 2007/2/4
 チドリ科。全長約19cm。アラスカやカナダ北部で繁殖し、米国と南米の沿岸地帯で越冬する。
  ⇒ ハジロコチドリとの大きな相違点。@ミズカキチドリは、過眼線が口角の頂点部より上の位置でクチバシに接する(クチバシの上部まで白がくい込んでいる)そうです。A細いアイリングがある。
  ⇒ B内側の指の水掻きが、ハジロコチドリにはない(外側の指の水掻きは、ハジロコチドリ・ミズカキチドリとも有る)。
  ⇒ 正面から見ると。
 
メダイチドリの写真
 
メダイチドリ(眼大千鳥) mongolian plover
  東京港野鳥公園 2003/5/11
 チドリ科。旅鳥として春秋に全国に飛来し、全長約19.5cm。夏羽では前頭から胸が橙(だいだい)色。冬羽では橙色部がないので、白い首輪が一周していないことで区別すると分りやすい。

 ⇒えさのゴカイをゲット 2003/8/10 洗って食べます!
 ⇒ メダイチドリ3  2003/8/2
 ⇒ 沖縄県石垣島 2008/10/3 冬羽 
 ⇒ 岡山県倉敷市玉島乙島 2009/9/28 幼鳥
 ⇒  7・幼鳥  三重県松阪市 2018/9/17 
 
イカルチドリの写真
 
イカルチドリ(斑千鳥) long-billed ringed plover
  京都市左京区高野川 2006/10/7
 チドリ科。全長約20.5cm。本州〜九州で繁殖する留鳥で、川の中流より上の中州や川原の砂礫地に多い。コチドリに似ているが、少し大きくてクチバシは長い。

 ⇒ 「鴨川おどり」のシンボルマーク「鴨川千鳥」は、イカルチドリ。鴨川では初冬に行われていた中州をならす治水工事が、生態系への配慮から行われなくなり、イカルチドリが最近復活しているという(2005/12/20京都新聞より)。
 ⇒ 夏羽  2007/3/10 同じ場所で撮影しました。頭の黒い鉢巻もはっきりし夏羽にかわっています。左がメスで、抱卵しているのがオスでしょうか。
 ⇒ 抱卵  2007/3/10 卵を4個産んだそうですが、この写真では2個が確認できます。30分から1時間毎に交代で抱卵していました。抱卵の期間は約4週間と長いが、孵化するとすぐ動けるそうです。3月20日孵化の予定で、皆さん楽しみに静かに見守っていたのですが、17日にカラスにやられたそうです。外敵が多い分、何回か産卵するようです。
 ⇒ 大津市南郷洗堰 2011/2/11 
 ⇒ 滋賀県草津市 野池 2014/11/13 
 
コバシチドリの写真
 
コバシチドリ(小嘴千鳥) eurasian dotterel
  岡山県倉敷市 玉島ハーバーアイランド埋立地 2010/1/2
 チドリ科。ユーラシア大陸北部のツンドラ地帯やスコットランド高原・アルプス山脈などの高原で繁殖する。まれな旅鳥として主に幼鳥が飛来する。全長約21cm。

 ⇒    ハマシギの群れと一緒にいました。後頭部まで伸びる眉班、胸に横に入る淡色の帯が特徴。  
 
オオメダイチドリの写真
 
オオメダイチドリ(大眼大千鳥) great sand plover
  沖縄県石垣島 2008/10/3
 チドリ科。旅鳥として春秋に飛来し、全長約21.5cm。メダイチドリよりクチバシ、脚が長い。脚は黄褐色。

 ⇒メダイチドリとの対比(冬羽) オオメダイチドリを捜す時は、「ゴカイではなくカニを食べているメダイチドリを捜すと良い」と教えてもらいました。左右にオオメダイとメダイチドリが居ましたので、対比の写真を作成してみました。  
 ⇒  タイ サムットプラーカーン県 2016/4/14
 
オオチドリの写真
 
オオチドリ(大千鳥) eastern sand plover, oriental plover
  香川県丸亀市 2010/4/17
 チドリ科。全長約22.5cm。中央アジア・モンゴル・中国東北部で繁殖し、インドネシア・オーストラリアなどで越冬する。日本へは数少ない旅鳥として、畑や草地・乾いた水田などに渡来する。

 ⇒    ムナグロ1羽と一緒にいました。画像5のような首が長いチドリのイメージを持っていたのですが、普通にしていると首は長くなかったです。
 ⇒ 「山渓 日本の野鳥」によると、幼鳥は背・肩羽・雨覆の羽根の先がとがっており、成鳥は丸みがあるそうですから、幼鳥のようです。
 ⇒    10  三重県名張市 2012/3/28 胸に黒い帯があるので♂。冬羽に有る雨覆の白い羽縁が残っており、夏羽に移行中。
 
ムナグロの写真
 
ムナグロ(胸黒) american golden-plover
  東京港野鳥公園 2003/8/10
 チドリ科。旅鳥として春秋に全国に飛来し、全長約24cm。夏羽では顔から前首、胸が黒色。冬羽では首から胸に褐色の縦斑。干潟や河口などに生息するが、草地や畑など乾燥した場所にもすむ。

 ⇒ムナグロ2
 ⇒ムナグロ3 東京港野鳥公園 2003/8/23  
 ⇒ 京都府宇治市 2006/9/9
 ⇒ 三重県松阪市 五主池付近 2007/4/7 まだ冬羽です。
 ⇒ 6・夏羽  愛知県愛西市 2007/4/22 たくさんいました。
 ⇒  京都府伏見区 2007/9/9
 ⇒  10  タイ サムットプラーカーン県 2016/4/14
 ⇒ 11  鹿児島県トカラ列島宝島 2018/4/26 東シナ海でタンカーが衝突・炎上し沈没した事故(2018/1/6)で、宝島に重油が漂着。除去作業が行われていました。
 
ダイゼンの写真
 
ダイゼン(大膳) grey plover
  千葉県習志野市谷津干潟 2003/5/24
  チドリ科。全長約29cm。旅鳥または冬鳥。 夏羽は背面が灰白色で黒斑があり、胸・腹部は黒色。冬羽は淡色で腹面の黒色部は消える。干潟や河口など、海水域で見られることが多い。
ムナグロに似ているが、体に黄色みはなく、腰の白が目立つ。ムナグロよりひと回り大きい。
 ⇒幼鳥か冬羽 谷津干潟 2003/9/23
 ⇒ 大阪市福島区海老江 淀川 2009/4/6
 ⇒ 岡山県倉敷市玉島乙島 2009/9/28 茶色でムナグロか迷っていましたが、「ピューイー」と鳴いていましたので、ダイゼンでした。
 
タゲリの写真
 
タゲリ(田鳧、田計里)  northern lapwing
  群馬県館林市・邑楽(おうら)町 多々良沼 2004/10/31
 チドリ目チドリ科の鳥。全長32cm。本州以南に飛来する冬鳥。水田や川原、時には干潟にすむ。

 この日、多々良沼では白鳥を迎えるために、草を刈って見晴らしを良くする等の準備をされていました。
 ⇒   新潟県豊栄市福島潟 2004/11/21
 ⇒ 群馬県板倉町 2005/02/27
 ⇒ 愛知県弥富市鍋田干拓地 2007/12/1
 ⇒  石川県河北潟 2007/12/15 白いタゲリ(白変種)。 
 ⇒ 滋賀県湖東 2008/12/6
 ⇒ 長崎県森山干拓地 2010/2/26
 ⇒ 10  石川県河北潟 2015/1/14
 ⇒ 11   12  滋賀県長浜市湖北町 2018/2/11 
 ⇒ 13   14  滋賀県高島市安曇川町 2019/1/30 ふわふわと飛んでいます。
 ⇒ 15   16  滋賀県湖東 2020/2/7 今冬、降雪の日が少なかった。
 
ケリの写真
 
ケリ(鳧、計里)  grey-headed lapwing
  京都府久御山町巨椋(おぐら)干拓地 2003/11/22
 チドリ目チドリ科の鳥。36cm。鳴き声が名前の由来。留鳥で日本各地にすむが、東海から近畿地方に比較的多い。水田や畑、草原などの開けた場所に小群で生息。
2012年8月の環境省第4次レッドリストで、新たに情報不足に指定される。
 警戒心が強く、近くに行こうとするとすぐ飛び立ちますが、白と黒のコントラストがきれいでした。
 ⇒ 千葉県流山市新川耕地 2004/2/28
 ⇒ 3・ひな  愛知県愛西市 2007/4/22 親鳥は周りを警戒し、近づくカラスやムクドリに向かって行きます。
 ⇒  京都府久御山町 2007/9/15
 ⇒ 愛知県西尾市 2012/2/28 ケリの白変種。
 ⇒ 京都府 2012/9/8
 ⇒ タイ サムットソンクラーム県 2014/4/14 
 ⇒  10   11  滋賀県大津市南郷 2018/5/15 畑で営巣しており近づくものすべてにキッキッキと鳴き威嚇しています。
 

<-- チドリ目ミヤコドリ科 -->
ミヤコドリの写真 
 
ミヤコドリ(都鳥) oystercatcher
  船橋市三番瀬 2004/10/23
チドリ目ミヤコドリ科。全長約45cm。冬鳥として九州北部と関東地方に飛来する。貝類を好んで食べる。

 ⇒ ウミネコと一緒にいました。 
 ⇒ 銚子市銚子港 2004/10/24 岩についた貝を食べているようでした。
 ⇒ 船橋市三番瀬 2005/12/17
 ⇒  三重県津市 安濃川河口 2007/1/3
 ⇒ 三重県津市 安濃川河口 2007/3/24
 ⇒  三重県津市 安濃川河口 2008/3/1 飛び物
 ⇒ 10   11   12  三重県津市 2012/11/7
 ⇒ 13  三重県松阪市雲出川河口 2015/11/10
 

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