クマタカの1年 その3(2008年の記録)

>7月下旬〜8月上旬に巣立ちする。

2008/8/2 餌をもらって素嚢(そのう・餌袋)が大きく膨らんでいます。

クマタカのヒナの写真

2008/8/2の親鳥♂ 今までで初めて親鳥が、目だった場所に出て来ました。ヒナが巣の周りを歩きだしたので、親鳥の存在を他の外敵にアピールしていたのかも知れません。

クマタカの親鳥♂の写真

2008/8/3 ヒナと親鳥♀です。

クマタカのヒナの写真

クマタカのヒナの写真

クマタカの親鳥♀の写真

8月末に、幼鳥が初めて飛翔するのが目撃されました。

2008/9/6 巣があった場所の近くを飛翔していましたが、遠くや高くは飛翔できないようです。まだ危なっかしいです。なお、この日もらった昼食?はヘビでした。

クマタカのヒナの飛翔写真

 

>巣立ち後も営巣地周辺の非常に狭い範囲にいて、翌年の夏頃まで親鳥から給餌を受ける。

2008/9/23

クマタカのヒナの飛翔写真

クマタカのヒナの飛翔写真

2008/12/7

クマタカのヒナの写真

2009/2/13 15:00頃に木の上から落鳥したという、悲しい知らせが届きました。クマタカが生息していた谷には、駆除した鹿がそのまま捨てられており、その肉を食べていたので飢えてはいなかったと思います。
クマタカが成鳥になる率は低いとは聞いていたのですが、残念でたまりません。

 ※ 主にデジスコ(スコープ20倍×デジカメ3倍)と、Canon Eos 40D,300mmf2.8+1.4x で撮影。

参考資料 イヌワシ・クマタカの生態と生態系保全 琵琶湖研究所所報第15号より
 日本イヌワシ研究会・クマタカ生態研究グループ山崎 亨

その1その2タカ目タカ科クマタカへ戻る