ミズナギドリ目・アホウドリ科・ミズナギドリ科

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クチバシの先から尾羽の先までの長さ(全長)で小さい鳥〜大きい鳥の順

コアホウドリの写真 
 
コアホウドリ(小信天翁) laysan albatross
  大洗〜苫小牧航路 金華山沖など 2012/11/24
小笠原諸島の一部で繁殖している。全長約81cm、翼開長200cm。環境省レッドリスト絶滅危惧TB 類。
  何回も飛んでくれました。画像2の後の小さい鳥は、オオミズナギドリです。
 お腹がまだらに黒い個体。この個体以外は全て白かったです。
 
アホウドリの写真 アホウドリ(信天翁・阿呆鳥) short-tailed albatross
  大洗〜苫小牧航路 2012/11/24
一時絶滅したと考えられていたが、1951年に伊豆諸島の鳥島で再発見された。その後の保護活動で、生息数が増加している。尖閣諸島でも繁殖が確認されている。全長約91.5cm、翼開長240cm。
環境省レッドリスト 絶滅危惧U 類。
  金華山沖で遠くを飛んだ若鳥。翼上部の次列風切部分が少し白い。腹部が白いが、翼下面はまだ黒い。
   金華山沖で幼鳥。全身が黒褐色。
⇒この日、三陸沖で成鳥も飛びました。成鳥は翼上面の先半分は黒いが体のほとんどが白く、後頸は黄色で、大きくてとてもきれいでした。波しぶきがひどく、撮影は出来ませんでした。
 

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オガサワラヒメミズナギドリの写真 
 
オガサワラヒメミズナギドリ(小笠原姫水薙鳥) bryan's shearwater
  東京都八丈島の北の海域 2012/7/9
ミッドウェイ諸島で採集された標本に基づいて、2011年に新種として認定されたがハワイ諸島では絶滅した可能性があり、小笠原諸島に生き残っていることが2012/2/7 森林総合研究所よりプレスリリース(pdf)されました。

 ⇒ 東京都八丈島の北の海域で2012/7/9に、オガサワラヒメミズナギドリを標本以外で初めて観察しました。

2012年8月の環境省第4次レッドリストで、新たに絶滅危惧TA 類に指定される。
2012/9/14〜17の日本鳥学会2012年度大会で、上記の撮影した写真に基き小笠原周辺で生息している可能性が高いことが発表されました。
2015/2/24 小笠原諸島の東島で営巣地が見つかり、プレス発表されました。
 

セグロミズナギドリの写真
 
セグロミズナギドリ(背黒水薙鳥) audubon's shearwater
  東京都小笠原村南硫黄島 2012/7/11
小笠原諸島や南硫黄島で繁殖している。全長約28cm、翼開長69cmと小型。「オガサワラミズナギドリ」の和名で呼ばれており、セグロミズナギドリの亜種ではなく、別種とする説もある。
環境省レッドリスト 絶滅危惧TB 類。
 ⇒ 
 
アナドリの写真
 
アナドリ(穴鳥) bulwer's petrel
  東京都小笠原村南硫黄島 2012/7/11
小笠原諸島・硫黄列島や南西諸島に繁殖のために飛来する。全長約27cm、翼開長70.5cm。

 ⇒ 帆翔し羽ばたくが、その際身体が上がる。
 ⇒ 小笠原航路 聟島付近 2012/7/10 アナドリの嘴は黒いが、白く写っている。光線の影響と思われる。
 ⇒ 北硫黄島 2012/7/11 クロウミツバメ(L24.5cm,W56cm)も稀に飛んでいました。ツバメの様に飛んで、フラッシュ(初列風切の基部の狭い範囲にはっきりした白斑)があると言われても、海鳥を見慣れていないのでなかなか分かりません。この写真を見てクロウミツバメ?ではと期待したのですが、アナドリです(涙)。
 
シロハラミズナギドリの写真
 
シロハラミズナギドリ(白腹水薙鳥) bonin petrel
  東京都小笠原村北硫黄島 2012/7/11
英名のboninは、小笠原の意味。小笠原諸島や北硫黄島・南硫黄島に繁殖のために飛来する。全長約30cm、翼開長69cm。
環境省レッドリスト 情報不足。
 ⇒ 
 
オナガミズナギドリの写真
 
オナガミズナギドリ(尾長水薙鳥) wedge-tailed shearwater
  東京都小笠原村 母島〜父島航路 2012/7/13
小笠原諸島・硫黄列島に繁殖のために飛来する。全長約42cm、翼開長101cm。翼の下面が白い淡色型と、黒い暗色型がいる。

 ⇒   淡色型。
 
ハシボソミズナギドリの写真
 
ハシボソミズナギドリ(嘴細水薙鳥) short-tailed shearwater
  北海道根室市 落石ネイチャークルーズ 2013/6/29
全長約42.5cm、翼開長97.5cm。南半球で繁殖し、1000万羽の海鳥とクジラがアリューシャン列島に集結する「アリューシャンマジック」の主役の海鳥です。キョクアジサシとともに、鳥類で最も長距離の渡りをする鳥の一つ。春から夏に日本近海の太平洋上で多く見られる。

 ⇒   
 
フルマカモメの写真
 
フルマカモメ(フルマ鴎) fulmar
  大洗〜苫小牧航路 2012/11/24
ミズナギドリ目ミズナギドリ科。北日本の太平洋側に一年中生息しているが、初夏に多い。全長約48cm、翼開長107cm。日本に多い全身が黒褐色の暗色型や、頭部や腹面が白い淡色型がいる。

 ⇒   暗色型。下北半島に近づいてから、出だしました。
 
オオミズナギドリの写真
 
オオミズナギドリ(大水薙鳥) streaked shearwater
  石川県輪島沖 2008/5/3 5/5
ミズナギドリ目ミズナギドリ科。全長約48cm、翼開長120cm。全国に繁殖する島があり、春先から秋は海上で普通に見られる。

 ⇒ 手前はウミネコ。
 ⇒ 繁殖地では斜面や木に登って、飛びたつことが知られています。海から飛び立つ場合は、どうするのかと思っていましたが、水面を走っていました。
 ⇒
 ⇒  石川県輪島沖 2009/5/5
 ⇒ 石川県舳倉島航路 2011/4/24
 ⇒ 鹿児島県 鹿児島〜奄美のトカラ航路 2013/4/27 カツオ一本釣りの漁船とオオミズナギドリの群れ。
 ⇒ 石川県舳倉島航路 2019/4/29 オオミズナギドリの群れ。
 

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