ツル目ツル科

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全長で小さい鳥〜大きい鳥の順

アネハヅルの写真
 
アネハヅル (姉羽鶴) demoiselle crane
    石川県七尾市田鶴浜 2012/10/11
 まれな迷鳥。全長90cm。チベット高原などで繁殖し、ヒマラヤ山脈を越えてインドなどで越冬することで知られている。世界での個体数(注)は、23万〜26万。
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カナダヅルの写真 カナダヅル (カナダ鶴) sandhill crane
    鹿児島県出水(いずみ)市 2008/12/15
 まれな冬鳥。全長95cm。体は灰色で、頭頂にハート形の赤色斑がある。北アメリカとシベリア東北部で繁殖し、アメリカ大陸の温帯で越冬する。世界での個体数(注)は、67万〜83万。
 ⇒  簡単に見つかると思ったのですが、10,383羽の中の8羽を自分で捜すことは出来ませんでした。えさを食べていて顔を下げていますので、体の色で捜さなければなりません。地元のバーダーの方に捜して頂き、撮影できたのは最後になりました。
 ⇒ まわりはナベヅルですが、ナベヅルより小さい。
 ⇒   鹿児島県出水市 2013/1/23 画像5は普通の灰色をした個体。今年は茶色の個体が居ました。幼鳥だと思ったのですが、頭頂のハート形の赤色斑がはっきりしており成鳥で、生息域によって茶色の個体もいるそうです。出水には毎年何羽かのカナダヅルが来ていますが、茶色のカナダヅルは初めてだそうです。
 ⇒ カナダ・BC州・デルタ ライフェル鳥類保護区 2015/3/27
 ⇒  10  滋賀県守山市 2022/12/8 とても仲の良いペアでいつも寄り添って行動していました。無事にここで越冬しました。
 ⇒ 二番穂を採餌   12   ちょっと休憩  滋賀県守山市 2022/12/9 
 
ナベヅルの写真 ナベヅル (鍋鶴) hooded crane
    鹿児島県出水市 2003/2/23
 鍋の底のように黒い体。全長96.5cm、翼開長150〜155cm。雌雄同色。シベリア南東部で繁殖し、出水や朝鮮半島、中国で越冬する。出水には10月中旬頃からシベリア東部より朝鮮半島から長崎・天草の上空を飛んで渡来してくる。2月中旬から北帰行をはじめ、3月末までにはすべてのツルが飛び立つ。世界での個体数(注)は、12,000。絶滅危惧U類。
 ⇒ 体が黒く見えるのがナベズル、青灰色がマナヅル
 ⇒ 鳴くナベヅル。頭から首が白い(クロヅルは首に黒色部がある)。
 ⇒ 頭頂は赤と黒。
 ⇒ 出水市 2008/12/14 左が幼鳥です。
 ⇒  長崎県森山干拓地 2010/2/27 出水からの北帰行の途中です。
 ⇒  鹿児島県出水市 2013/1/23
 ⇒ 10  長崎県諫早市 森山干拓地 2013/1/24 50羽程の群れで飛んでいました。諫早の干拓地に少しずつ定住して来ているようです。
 
   ナベグロヅルの写真
 
ナベグロヅル (鍋黒鶴) 
    鹿児島県出水(いずみ)市 2003/2/23
 通称で、クロヅル+ナベヅル=ナベグロヅル。
 2003/1/6 の調査では、出水でナベグロヅルは4羽です。体の色はクロヅルの灰色をしており、ナベヅルの黒色と比較すると、かなり白っぽい。
 
クロヅルの写真 クロヅル (黒鶴) common crane
    鹿児島県出水市 2003/2/23
 ツル目ツル科。全長114cm。ヨーロッパからアムール川流域で繁殖し、北アフリカ・インド北部・中国南部で越冬する。ヒマラヤ越えをするツルとしてソデグロヅルが有名だが、クロヅルもヒマラヤ越えをする。日本には数少ない冬鳥として飛来。世界での個体数(注)は、49万〜50万。鳥類レッドデータブック「情報不足」。
この年出水では3羽しか確認されていないクロヅルがいると、教えて頂き撮影しましたが、ピンボケです。
 ⇒  島根県安来市白鳥ロード 2007/2/11 コハクチョウの群れの中に1羽だけいました。首に黒色部がある。
 ⇒ 出水市 2008/12/14 名前はクロヅルだが、体の色は灰色でナベヅル(右手前)と比較するとかなり白っぽい。
 ⇒  滋賀県長浜市西浅井町塩津浜 2009/1/31 クロヅルの幼鳥です。
 ⇒  鹿児島県出水市 2013/1/23 
 
マナヅルの写真 マナヅル (真鶴・真名鶴) white-naped crane
    鹿児島県出水市 2003/2/23
 目のまわりが赤い。全長127cm、翼開長180cm。雌雄同色。「鹿児島県のツルおよびその渡来地」は天然記念物に指定されている。バイカル湖からウスリーで繁殖し、中国北部・朝鮮半島・出水で越冬する。世界での個体数(注)は、5,500〜6,500。絶滅危惧U類。
 2003/1/6 の調査では、ナベヅルが7,307羽、マナヅルが3,134羽ほか総数10,451羽が確認されています。
 ⇒ 飛翔
 ⇒ 左手前の2羽が子です。周囲の羽根が黒く見えるのはナベヅル。
 ⇒  出水市 2008/12/14 5は親子。
 ⇒  出水市 2013/1/23
 ⇒ 滋賀県水口町 2013/1/27 昨年末に飛来。ロシアの保護区で2011年生まれ、12年6月に放鳥された個体(足環6A1)だそうで、人に寄って来ます。3/6 能登川に出現するなどしています。
 
ソデグロヅルの写真 ソデグロヅル (袖黒鶴) great white crane, siberian crane
    鹿児島県出水市 2008/12/14
 全長135cm。雌雄同色。日本では、ごくまれな冬鳥または旅鳥。シベリアの中北部で局地的に繁殖し、インドや揚子江下流などで越冬する。全体が白色で、クチバシと足が赤い。世界での個体数(注)は、3,500〜3,800。
 ⇒     成鳥
 ⇒   千葉県印西市本埜,印旛郡栄町 2012/1/1 塒はコハクチョウと一緒に休み、昼間は近くの水田でザリガニを食べていました。翼上面に褐色の幼羽が一部残っている若鳥
 ⇒ 10   11  鹿児島県出水市 2013/1/23 幼鳥
 ⇒ 12  徳島県鳴門市 2014/2/16 12月末から1月に高知に、2月になってから徳島に来ました。
 ⇒ 13  後頸に褐色の幼羽がほんの少し残っていますので、2年目の若鳥でしょうか。
 ⇒ 14   15   16   17  石川県七尾市 西岸 2015/1/13
 
タンチョウの写真  タンチョウ(ヅル)(丹頂鶴) japanese crane, red-crowned crane, manchurian crane
    釧路湿原 2003/1/24 naoko さん撮影 
 全長140cm、翼開長240cm。北海道の釧路川・雪裡(せつり)川流域に留鳥として一年中棲息しており、特別天然記念物に指定されている。日本以外では、中国東北部などで繁殖し、中国東部の沿岸部や朝鮮半島で越冬する。世界での個体数(注)は、2,800。絶滅危惧U類。
 ⇒2 飛翔  2003/1/24 naoko さん撮影
 ⇒ コッタロ湿原展望台より。中央の小さい白い点がタンチョウ。
 ⇒   広大なコッタロ湿原に2羽だけいました。
 ⇒    10   11  釧路市阿寒町 阿寒国際ツルセンター 2010/2/10
 ⇒ 12   13  北海道鶴居村 雪裡川の音羽橋 2010/2/14 タンチョウの「ねぐら」で早朝の撮影ポイントとして有名だが、早朝は-15℃以下になるというので夕方行ってきました(^0^)
 ⇒ 14   15  鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ 2010/2/15
 ⇒ 16  根室市牧の内 2014/6/21 
 

 ※(注)世界での個体数は、日本野鳥の会発行「野鳥 2013年1月号[特集]日本のツル 」より引用しました。

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