チドリ目・カモメ科・トウゾクカモメ科・ウミスズメ科

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全長で小さい鳥~大きい鳥の順

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ズグロカモメの写真
 
ズグロカモメ(頭黒鴎) saunders's gull
  千葉県習志野市谷津干潟 2003/12/21
 チドリ目カモメ科。全長約31.5cmで冬鳥として渡来。ユリカモメより、少し小さくて、クチバシも短く黒い。絶滅危惧Ⅱ類。
 ⇒ 後ろは「ダイゼン」と「シロチドリ」のメス
 ⇒ 石川県河北潟 2009/12/15 ミゾレが降っていました。
 ⇒  石川県河北潟 2009/12/16 右の2羽はユリカモメ。十数羽のユリカモメの群れとは別に、ズグロが2羽いました。ユリカモメよりひと回り小さいのですが気が強く、ユリカモメやタゲリが近寄ってくると追い払っていました。 
 ⇒ 佐賀市東与賀町 干潟よか公園 2009/2/15 泥がついてクチバシが長くみえます。たくさんいました。
 ⇒    10    11   熊本県八代市鼠蔵町 球磨川 2011/2/26 成鳥 まだ頭の白い個体や画像11のようにゴマ塩頭の個体など、いろいろ居ました。頭の黒い頭巾が、ユリカモメと比較すると深いです。
 ⇒ 12  若鳥で第1回冬羽。上面に茶色部分があり、尾羽先端に黒帯がある。
 ⇒ 13  熊本県八代市鼠蔵町 球磨川河口 2013/1/24
 
ボナパルトカモメの画像  
 
ボナパルトカモメ(ボナパルト鴎) Bonaparte's Gull 
 カナダ・BC州・デルタ バウンダリー・ベイ・リージョナル・パーク 2015/3/29
 チドリ目カモメ科。全長約34cm。 アラスカやカナダで繁殖し、冬は北アメリカ・南西部太平洋岸やメキシコ湾岸などで越冬する。日本では迷鳥として、北海道・茨城県・神奈川県などで記録されている。
 ⇒ カナダ・バンクーバーのボナパルトカモメ。
 
ワライカモメの画像  
 
ワライカモメ(笑鴎) Laughing Gull 
 愛知県 2019/8/18
 チドリ目カモメ科。全長約40cm。 北アメリカ南部で繁殖し、南アメリカの北部などで越冬する。日本では迷鳥。
 ⇒  カワウやウミネコの群れの中にいました。①ユリカモメと同じ大きさ。②口ばしと足が、黒く長い。③3年で成鳥羽になる。第二回冬羽に換羽中か?
 ⇒   飛翔。
 ⇒ 採餌。
 ⇒YouTube 
 
ユリカモメの写真
 
ユリカモメ(百合鴎) black-headed gull
   東京都杉並区善福寺公園 2003/1/13
 カモメ科の鳥。全長約41cm、翼開長98cm。足とくちばしが赤色。夏羽では頭部全体が黒褐色になる。ユーラシア大陸中北部で繁殖し、冬は南方で越冬する。日本には10月下旬ごろから全国に多数飛来する。古来著名な隅田川の「都鳥」は本種をさす。

 ⇒ユリカモメの若鳥 スイス・ジュネーブ・モンブラン橋 2003/7 naoko さん撮影。 ユリカモメは東京都の鳥です!スイスにも居るの!
 ⇒夏羽のユリカモメ 東京都江戸川区葛西臨海公園 2004/04/24  
 ⇒ 香川県観音寺市 2010/8/27 体の下が淡赤色でした。
 ⇒   名古屋市中区 名古屋城外堀 2013/12/7 1羽だけこの時期になっても茶色の頭巾を被っており、南米に生息するミナミユリカモメ(brown-hooded gull)ではないか?と言われている個体を見に行ってきました。翼下面のパターンはユリカモメと一緒です。氏原道昭さんのブログによると、何らかの理由で換羽が進んでいないユリカモメとされています。
 ⇒   10  三重県松阪市雲出川河口 2015/11/10 尾羽の縁が黒い個体は若鳥です。
 
チャガシラカモメ  
 
チャガシラカモメ(茶頭鴎) Brown-headed Gull   
 タイ サムットプラカーン(Sumutprakarn) バンプー(Bangpoo)リゾート 2016/1/17
 チドリ目カモメ科。全長約42cm。雌雄同色。迷鳥として、茨城県と千葉県、沖縄県で観察記録がある。インド北西部やチベットなどで繁殖し、インドから中国南部の沿岸で越冬する。
 ⇒ ※ タイのチャガシラカモメ 
 
ミツユビカモメの写真
 
ミツユビカモメ(三趾鴎) black-legged kittiwake
   大洗~苫小牧航路 2012/11/24
 カモメ科の鳥。全長約41cm、翼開長99cmでほぼユリカモメと同じ大きさ。冬鳥として渡来し外洋にいる事が多い。西日本では少ない。

 ⇒  後頭に褐色斑がある冬羽。夏羽では頭部は白いそうです。  
 ⇒ 若鳥。翼上面にM字形の黒線があり、尾の先に黒線がある。
 
カモメの写真
 
カモメ(鴎) common gull, meu gull
   三重県川越町高松海岸 2007/3/31
 カモメ科の鳥。全長約42cm、翼開長120.5cmの中型カモメ。全国に飛来する冬鳥だが、本州中部以南に多い。クチバシと足は黄色。初列風切の先は黒く、白斑がある。夏羽になると、顔の褐色斑がなくなる。
成鳥のクチバシには、斑紋はない。
 ⇒ セグロカモメ(左後ろ)やユリカモメと一緒にいますが、大きさが違います。
 ⇒  石川県河北潟 2007/12/15 クチバシ先端に不明瞭な黒い斑紋がある個体です。
 ⇒  カナダ・BC州・デルタ バウンダリー・ベイ・リージョナル・パーク 2015/3/29 この場所ではほとんどが、大型のカモメはワシカモメ、小型のカモメは「カモメ」でした。画像6は、嘴の先端が黒く若鳥。
 
ウミネコの写真
 
ウミネコ(海猫) black-tailed gull
   三陸海岸・宮古 2003/1 naoko さん撮影
 チドリ目カモメ科。全長約45cm、翼開長124cm。全国の海岸で1年中見られる。
クチバシの先端に、赤と黒の斑紋がある。成鳥になっても尾に黒帯が残る。
 脚を出して水かきを広げ、遊覧船とスピードを合わせ並行しています。
 ⇒写真2 naoko さん撮影
 ⇒写真3 知床・斜里町ウトロ 2003/8/29 muraoka 撮影
 ⇒   石川県輪島市舳倉島 2011/4/25 尾に黒帯がある。
 ⇒ 北海道天売島 2014/6/18 ウトウがくわえて帰ってくる小魚を、奪おうとして待ち受けています。
 
オビハシカモメの画像  
 
オビハシカモメ(クロワカモメ)(帯嘴鴎) Ring-billed Gull 
 カナダ・BC州・リッチモンド ルル・アイランド 2015/3/29
 チドリ目カモメ科。全長約48cm。 アメリカ北部一帯で繁殖し、アメリカ西部太平洋岸やメキシコ湾岸などで越冬する。日本では連年、銚子に渡来しているが、日本鳥類目録7版で検討中の種とされています。
 ⇒ カナダ・バンクーバーのオビハシカモメ。
 
カリフォルニアカモメの画像 
 
カリフォルニアカモメ(カルフォルニア鴎) California Gull 
 カナダ バウンダリー・ベイ・リージョナル・パーク 2015/3/29
 チドリ目カモメ科。全長約53cm。 カナダ中央部で繁殖し、北米中部から南部太平洋岸で越冬する。成鳥の嘴には、先端近くに上下の黒斑があり下嘴には赤斑がある。日本では迷鳥として2度記録されているが、日本鳥類目録7版で検討中の種とされています。
 ⇒ カナダのカリフォルニアカモメ
 
セグロカモメの写真
 
セグロカモメ(背黒鴎) herring gull
   イタリア・カプリ島  2002/8 naoko さん撮影
 チドリ目カモメ科の鳥。全長約61cm、翼開長142.5cm。漁港などでの魚の死肉などを食べる腐肉食性。また船について飛び、捨てられるエサをねらったりする。ヨーロッパ・アジア・アメリカの北部沿岸で繁殖し、冬季には日本各地の港湾・河口などでみられる。クチバシの下部の先端近くに、赤の斑紋がある。

 
キアシセグロカモメの写真
 
キアシセグロカモメ(黄足背黒鴎) yellow-legged gull
  熊本県八代市鼠蔵町 球磨川河口 2013/1/24
 チドリ目カモメ科。全長約58~68cm、翼開長140~155cm。日本に冬鳥として九州や本州に少数が渡来する亜種は、主にバイカル湖やモンゴルで繁殖する種類のため、モンゴルカモメ(mongolian gull)や、モンゴルセグロカモメと呼ばれている。

 ⇒ ①頭が白い。②足は黄色くありません!③背中の色はセグロカモメよりやや薄い。
 ⇒  まわりはセグロカモメです。
 
オオセグロカモメの写真
 
オオセグロカモメ(大背黒鴎) slaty-backed gull
  北海道斜里町ウトロ(知床国立公園) 2003/8/29
 チドリ目カモメ科。全長約61.5cm、翼開長141cm。北海道~本州北部に生息する留鳥。
クチバシの下部の先端近くに、赤の斑紋がある。2020年に準絶滅危惧種となる。
 セグロカモメは全国各地に飛来する冬鳥なので、オオセグロカモメだと思います。
 ⇒繁殖地 知床国立公園ウトロ、フレペの滝のそば
 ⇒幼羽 
 ⇒  北海道知床半島沖の流氷 2010/2/12
 ⇒ 北海道天売島 2014/6/18 ウトウの帰巣を待ちうける。
 ⇒ 根室市落石漁港 2014/6/21 尾には黒帯はない。
 
ワシカモメの写真
 
ワシカモメ(鷲鴎) glaucous-winged gull
   北海道花咲港 2010/2/13
 カモメ科の鳥。全長約64cm、翼開長138.5cmの大型カモメ。アリューシャンからアラスカが繁殖地で、北海道に主に飛来し、数少ない冬鳥。
成鳥では、上面(背中)と翼をたたんだ時尾羽の上の羽根(初列風切)が同じ淡い灰色。 足はピンク色。
 ⇒  カナダBC州ウェストバンクーバー アンブルサイド・パーク 2015/3/26 バンクーバーで大型のカモメの多くは、ワシカモメでした。
 ⇒ カナダ バンクーバー スタンレー・パーク 2015/3/30 アメリカオオセグロカモメとの雑種は普通に見られるそうで、背中や初列風切の色が濃い個体も多く見られました。
 
オオズグロカモメの写真
 
オオズグロカモメ(大頭黒鴎) great black-headed gull
   熊本県八代市鼠蔵町 球磨川河口 2013/1/24
 カモメ科の鳥。全長約65.5cmの大型カモメ。ロシア南部から中央アジアで局地的に繁殖し、冬季は紅海からインドなどで越冬する。熊本県の球磨川河口付近に定期的に渡来している。夏羽では頭部が黒いが、冬羽では顔に黒斑がある。

 前日は見つけることが出来なかったそうです。スコープで見つけて頂きましが、河口付近ではなくもっと海側にいました。(Canon Eos 7D,500mm+1.4倍エクステンダー, ノートリミング)
  
 
シロカモメの写真
 
シロカモメ(白鴎) glaucous gull
   北海道標津町 2005/3/20
 カモメ科の鳥。全長約62~70cm、翼開長140~160cmの大型カモメ。主に北日本に飛来する冬鳥。
背は淡い青灰色。翼をたたんだ時、尾羽の上の羽根(初列風切)は白い。
 ⇒ 見た感じは、全体が白色で目立ちました。
 ⇒ 北海道別海町野付半島 2005/3/20 野付半島は寒々としていて、わずかのハクチョウとハギマシコがいただけでした。
 ⇒ 北海道知床半島沖の流氷 2010/2/12 道東では普通に見られました。
 
<-- カモメ科 -->
<-- アジサシ類 -->
アメリカコアジサシの写真
 
アメリカコアジサシ(アメリカ小鰺刺) least tern
  茨城県神栖市 2016/7/2
 チドリ目カモメ科。全長約23cmの小型のアジサシで、英語名は「最も小さいアジサシ」。北アメリカの海岸や内陸の河川で繁殖し、中南米の海岸で越冬する。初列風切の上面3枚が黒い。腰と尾がコアジサシでは純白だが、灰色がかっている。2014年7月茨城県でコアジサシの標識調査の際、2羽が捕獲された。
 ⇒  
 ⇒  足環がついたコアジサシと一緒に行動していました。アメリカコアジサシからコアジサシに求愛給餌!
   
コアジサシの写真
 
コアジサシ(小鰺刺) little tern
  東京都大田区東京港野鳥公園 2003/6/8
 チドリ目カモメ科。全長約25cmの小型のアジサシ。本州以南に飛来し繁殖する夏鳥。ヨーロッパと北アフリカ、東~東南アジアに分布する。小魚を捕食する。絶滅危惧Ⅱ類。
 ⇒冬羽 冬羽2 幼鳥 2005/9/4 千葉県船橋市三番瀬  冬羽では額が白い。
 ⇒ヒナ ヒナ2 どこにいるか分かりますか。 川崎市多摩川河口 2006/7/16
 ⇒恋の季節      大阪市淀川 2007/4/29
 ⇒飛翔 停空飛行 大阪市淀川 2007/4/29  
 ⇒ 13   14   15  兵庫県尼崎市 2008/7/13 ヒナ3様
 ⇒ 16  愛媛県四国中央市の埋立地 2010/8/27 幼鳥
 ⇒ 17  宮古島市池間島 2011/7/20 エリグロアジサシと一緒に。
 ⇒ 18   19  宮古島市与那覇湾 2011/7/21 
 ⇒ 20  タイ サムットサーコーン県 2016/4/14
 ⇒ 21   22  大阪府枚方市 淀川 2019/5/23
   
ハジロクロハラアジサシの写真
 
ハジロクロハラアジサシ(羽白黒腹鰺刺) white-winged black tern
  岡山県倉敷市 2010/5/28
 チドリ目カモメ科。全長約25cm。中国東北部で繁殖し、冬季は東南アジア・ニューギニア・オーストラリアなどで越冬する。旅鳥。主に昆虫類を捕食する。
 ⇒  コアジサシの群れの中に2羽いました。遠かったので超証拠写真です(^0^;)。
 ⇒  三重県松阪市高須町 金剛川河口 2012/10/1 冬羽、「もみあげ」があります。画像5は幼鳥だと思います。台風通過の翌日、たくさんのクロハラアジサシの中に居ました。 
 ⇒ 岡山市南区 鴨川河口 2014/10/26 「もみあげ」があるのでハジロクロハラアジサシ説と、クロハラアジサシ説も。
  
クロハラアジサシの写真
 
クロハラアジサシ(黒腹鰺刺) whiskered tern
  宮古島市 池間湿原 2007/5/21
 チドリ目カモメ科。全長約26cm。中央アジア・南アジア・中国東北部などで繁殖し、冬季は東南アジア・オーストラリアなどで越冬する。旅鳥。小魚や昆虫類を捕食する。
 ⇒  
 ⇒  石垣島 2008/10/3 水田でトラクターの周りに集まってきました。
 ⇒    沖縄県豊見城市 2010/4/26
 ⇒ 10  宮古島市池間大橋 2011/7/18 若鳥か冬羽に移行中の個体だと思いますが、自信がありません。
 ⇒ 11   12  宮古島市与那覇湾 2011/7/21 よく分らず、冬羽に移行中のクロハラアジサシだと教えて頂きました。
 ⇒ 13   14  三重県松阪市高須町 金剛川河口 2012/10/1 台風17号が、この場所だけで200羽以上ものクロハラアジサシを連れて来ました。他の河口でも多くのクロハラアジサシが居ました。
 ⇒ 15   16  岡山市南区 鴨川河口 2014/10/26
 ⇒※ 参考 タイのクロハラアジサシ 冬羽
 
シロアジサシの写真
 
シロアジサシ(白鰺刺) white tern
  東京都小笠原村南硫黄島 2012/7/11
 チドリ目カモメ科。全長約27.5cm。インド洋や太平洋・大西洋の亜熱帯・熱帯の島で繁殖している。
 ⇒    画像1の翼下面が光線の関係で灰色に写っているが、全身が白い。画像2の黒い鳥はクロアジサシ。
 ⇒   北マリアナ諸島 ロタ島 2014/2/27他 目の周りも黒いので大きな黒い眼がさらに大きく見えます。樹上に営巣します。
 
エリグロアジサシの写真 エリグロアジサシ(襟黒鰺刺) black-naped tern
  沖縄県宮古島 2011/7/18
 チドリ目カモメ科。全長約31cm。夏鳥として奄美大島以南の南西諸島に飛来し繁殖する。絶滅危惧Ⅱ類。
 ⇒ 宮古島市池間大橋 日本野鳥の会・2018年会員証の写真に採用されました。
 ⇒  宮古島市池間大橋
 ⇒   宮古島市東平安名崎 2011/7/19
 ⇒   10  宮古島市池間島 2011/7/20 砂浜で水浴びしていました。
 ⇒ 11  宮古島市与那覇湾 2011/7/21
 ⇒ 12  沖縄県西表島 2015/6/27
 ⇒ 13   14  西表島~鳩間島の航路標識で 2015/6/28
   
ベニアジサシの写真
 
ベニアジサシ(紅鰺刺) roseate tern
  川崎市多摩川河口 2006/7/16
 チドリ目カモメ科。全長約35cm。夏鳥として琉球諸島に飛来し繁殖する。まれに本州にも飛来する。静止時に、尾の先が翼より長い。絶滅危惧Ⅱ類。
 ⇒  沖縄県宮古島市 2011/7/18 画像2はお母さんが撮影。
 ⇒ 宮古島市池間島 2011/7/20 エリグロアジサシと一緒に。
 ⇒ 宮古島市池間島沖 2011/7/21 サンゴ礁に行った時、グラスボートから。
 ⇒  沖縄県西表島 2015/6/27 画像7の中央はエリグロアジサシ。
 ⇒ 西表島~鳩間島の航路標識で 2015/6/28
   
アジサシの写真
 
アジサシ(鰺刺) common tern
  川崎市多摩川河口 2006/7/16
 チドリ目カモメ科。全長約35.5cm。旅鳥として春秋に飛来。
左はコアジサシ 
 
マミジロアジサシの写真
 
マミジロアジサシ(眉白鰺刺) bridled tern
  沖縄県宮古島市 2011/7/20
 チドリ目カモメ科。全長約36cm。夏鳥として南西諸島南部の島の周辺に飛来し、岩礁で繁殖する。
 ⇒     
 ⇒ 2011年5月末の台風2号で、岩礁の卵が全滅したそうです。幼鳥だと思う個体が1羽だけいました。
 
ハシブトアジサシの写真
 
ハシブトアジサシ(嘴太鰺刺) gull-billed tern
  三重県松阪市高須町 2012/6/27
 チドリ目カモメ科。全長約37.5cm。台湾や中国東部などで繁殖し、旅鳥または冬鳥として稀に本州以南に飛来する。
 ⇒   コアジサシとクロハラアジサシ(画像2の右下)も居ましたが、それよりかなり大きいです。
 ⇒ 冬羽の頭部は白い。ごま塩頭の個体で、夏羽に移行中か?
 ⇒ カニが好物。
 ⇒   三重県松阪市高須町 金剛川河口 2012/10/1 冬羽。台風通過の翌日です。クロハラアジサシ200羽ほどの群れの中に3羽いました。下嘴基部がオレンジ色の個体は幼鳥だそうです。
 ⇒※ 参考 ケニアのハシブトアジサシ
 
キョクアジサシの写真  
 
キョクアジサシ(極鰺刺) arctic tern
  神奈川県大磯 2010/7/27
 チドリ目カモメ科。全長約39cm。繁殖期の北極圏から非繁殖期には南極圏と、最も長距離の渡りをする鳥の一つ。日本は渡りのコースから外れているので、稀な迷鳥。
 ⇒ クチバシと足は赤いが、確かに短いです。冬羽と幼鳥は、嘴と足は黒く後頭部が黒くなる。静止時に、尾の先が翼より長い。
 ⇒ 翼の下面は白く、初列風切後縁に直線状の黒帯がある。
 ⇒  テトラの上から魚を探していました(一度だけホバリングしました)。小魚は空中で食べていたようです。
 
クロアジサシの写真
 
クロアジサシ(黒鰺刺) common noddy , brown noddy
  沖縄県宮古島市 2011/7/20
 チドリ目カモメ科。全長約40cm。夏鳥として南西諸島南部や、小笠原諸島・硫黄島・南鳥島などに飛来し、岩礁などで繁殖する。
 ⇒    
 ⇒   東京都小笠原村 父島~母島航路 2012/7/12
 
セグロアジサシの写真
 
セグロアジサシ(背黒鰺刺) sooty term
  東京都小笠原村 母島~父島航路 2012/7/13
 チドリ目カモメ科。全長約40.5cm。夏鳥として小笠原諸島や南西諸島の島などで繁殖する。最も海洋性のアジサシ。
 ⇒   白い眉斑は短い。
 
オオアジサシの写真
 
オオアジサシ(大鰺刺) greater crested tern
  愛知県田原市 2010/8/15
 チドリ目カモメ科。全長約45cm。夏季にアフリカ大陸南西部、ユーラシア大陸南部、オーストラリア・フィリピンなどで繁殖する。日本では小笠原諸島や徳之島などで繁殖する。絶滅危惧Ⅱ類。
 ⇒   暑かったです!オオアジサシも口をあけて、あえいでいる様に見えました。
 ⇒   デジスコで撮影。冬羽の特徴である「頭頂の白黒のまだら」が、ほんの少しだけ有るように見えますが?
 ⇒  沖縄県宮古島市 2011/7/18
 ⇒ 10   11   12  三重県津市 2012/11/7 別々の時間に、同じ杭にとまったオオアジサシ。それぞれ別個体の様に見えますが?
 ⇒ 13  沖縄県石垣島崎枝 2015/6/26 養殖場の車えびを失敬していました。
 ⇒ 14   15   16  沖縄県西表島~鳩間島の航路標識で 2015/6/28
 
オニアジサシの写真1
 
オニアジサシ(鬼鰺刺) caspian tern
  高知県四万十市 2012/4/9,10
 チドリ目カモメ科。全長約52.5cm。オーストラリアなど、熱帯から温帯で繁殖する。日本には、稀な旅鳥または冬鳥として飛来する。
 ⇒  鳥までの距離が100m以上あり遠かったので、最初見た時は大きさが分かりませんでした。ヨシガモ(全長48cm)、セグロカモメ(全長61cm)と対比すると、大きさが分かります。
 ⇒     清流のオニアジサシ。翼がとても長く感じました。
 

<-- トウゾクカモメ科 -->
トウゾクカモメの画像1  
 
トウゾクカモメ(盗賊鴎) pomarine skua
  苫小牧~大洗航路 2012/11/24
 およそウミネコ大で、全長約72cm、翼開長119cm。旅鳥または冬鳥として主に太平洋側の海上で観察される。
  画像2はミツユビカモメ若鳥、画像3はウミネコを襲って、のみ込んだ餌を吐かせて奪おうとしています。
 淡色型の冬羽。夏羽の中央尾羽は長くてスプーン形をしているが、少し残って居る様に見えます。
 下が全身が黒褐色の暗色型。上は淡色型。
 

<-- ウミスズメ科 -->
カンムリウミスズメの画像1 
 
カンムリウミスズメ(冠海雀) crested murrelet,japanese murrelet
  新潟県直江津~佐渡小木航路 2009/4/18
 全長約25.5cm。朝鮮半島南部、日本周辺の離島で繁殖し、冬も中部地方より南で越冬すると思われる。日本近海で5,000~10,000羽いると推定されている。。宮崎県の枇榔(びろう)島と伊豆諸島が主な繁殖地。絶滅危惧Ⅱ類。天然記念物。
 ウミスズメだと思っていましたが、写真を見ると目の上に太い白線があるので、カンムリウミスズメだと思います。すぐ潜るので、写真は1枚だけです。
       三宅島と大原野島(三本岳)の間の海域 2010/5/2 漁船で観察しました。20羽前後の大きな群れもふたついて、50羽以上を見ることが出来ました。「チッ・チッ」という小さな鳴声も聞くことができました。
  10   11   12  三重県紀北町 紀伊長島 2013/4/11 チッ・チッと鳴き交わしていました。春先に良く見られ、その後は遠くまで出て行くので見つけることが難しいそうです。
 
ウミスズメの画像1 
 
ウミスズメ(海雀) ancient murrelet
  苫小牧~大洗航路の釜石沖 2012/11/25
雌雄同色。全長約25.5cm。千島列島からアリューシャン列島などで繁殖し、主に冬鳥として渡来する。絶滅危惧ⅠA類。
 ⇒ 冬羽
 ⇒  和歌山市湊 和歌山北港魚つり公園 2014/11/26 
 ⇒    釣り場の撒き餌のオキアミか、集まって来た小魚を狙って来るようです。画像7の嘴は淡いピンク色です。
 
ウミバトの画像1
 
ウミバト(海鳩) pigeon guillemot
  北海道納沙布岬沖 2010/2/13
全長約33cm。千島列島からから北アメリカ西岸まで広く分布。日本へは冬鳥として、北日本の海上に少数が渡来する。ケイマフリと同じで足が赤い。夏羽は翼の中ほどをのぞいて全身が黒くなるが、日本では見られない。
 ⇒ 湾内に入ることはなく沖いるので、観察の機会が少ないそうです。なんとか足の赤いのが分るでしょうか?
 ⇒   カナダBC州バンクーバー スタンレー・パーク 2015/3/26 夏羽。日本には亜種ウミバトと亜種アリューシャンウミバトが渡来している。この個体は太い翼帯があり、亜種アリューシャンウミバト(亜種ウミバトの夏羽は細い翼帯)。
 
ケイマフリの画像1
 
ケイマフリ(海鴿・海鷗) spectacled guillemot
  北海道納沙布岬沖 2010/2/13
 全長約37cm。雌雄同色。カムチャッカ半島東岸からオホーツク海に分布。日本では東北以北の海に面した崖や島で繁殖し、近くの海にいる留鳥。東北以南では冬鳥。絶滅危惧Ⅱ類。
 ⇒ 冬羽。
 ⇒   冬羽から少し夏羽の特徴が出ている固体。。英名の「メガネをかけた」という目のまわりの白と、ケイマフリの語源=アイヌ語で「赤い足」が目立ちました。
 ⇒ 夏羽に変わってきている個体か、幼鳥も黒いそうです。
 ⇒   北海道根室市ユルリ・モユルリ島付近 2013/6/29 夏羽
 ⇒ 10  根室市落石漁港沖 2014/6/21 
   
ウトウの画像1
 
ウトウ(善知鳥) hornbilled puffin
  石川県輪島沖 2008/5/3
雌雄同色。大型のウミスズメ類。全長約37.5cm。北海道の天売島が最大の繁殖地として有名で、北日本の島で繁殖している。東北より南部では冬鳥、北では留鳥または夏鳥。
 ⇒ 輪島~舳倉島航路の船でオオミズナギドリを見ていて、小さい海鳥がいたので撮ってみてウトウと分かりました。
 ⇒ 新潟県直江津~佐渡小木航路 2009/4/18
 ⇒ 石川県舳倉島航路 2011/4/24
 ⇒ 根室市落石漁港沖 2013/6/29 夏羽。冬羽では、嘴の色が鈍くなり、上嘴の突起と顔の白線が目立たなくなる。
 ⇒ 北海道天売島 2014/6/18 日没してから魚をくわえて帰巣します。
 ⇒  魚をくわえないで帰ってくるウトウが多かったです。海の温度が低いようで魚が少なく、ヒナの生育が心配されています。
 ⇒ 根室市落石漁港沖 2014/6/21
 ⇒ 10  石川県舳倉島航路 2019/4/29 何回も見ることができました。
   
エトピリカの画像1
 
エトピリカ(花魁鳥) tufted puffin
  北海道根室市ユルリ・モユルリ島付近(落石ネイチャークルーズ) 2013/6/29
雌雄同色。大型のウミスズメで全長約39cm。北海道東部の島で少数が繁殖する。夏羽は、顔が白く目の上から黄白色のふさ状の飾り羽が垂れる。冬羽では、顔は淡黒色になり、飾り羽はなくなる。絶滅危惧ⅠA類。
 ⇒    お母さんの撮影画像です(400mm F5.6,EOS1D MarkⅢ)。
 ⇒ (300mm F2.8+1.4x,EOS7D)
   
ウミガラスの画像1   
 
ウミガラス(海烏) common guillemot,common murre
  小樽港 2008/2/11
雌雄同色。別名、
オロロン鳥。チドリ目ウミスズメ科。全長約43cm。雌雄同色。成鳥の冬羽と若鳥は似ている。水中を飛ぶように泳いで小魚をとる。天売島でも19羽(2003年調)と激減しており、絶滅危惧ⅠA類。冬は北方から渡ってくるので北海道各地で、比較的普通に見られる。
 ⇒ 冬羽。小樽港で最初に見た海鳥で、持参した図鑑の名前からな~んだウミガラスかと思いました。潜るとなかなか上がってこず、どこに上がるかも分らずまたすぐ潜ってしまうので、スコープでの撮影泣かせで、適当に撮影しました。後からもっと真剣に撮影すれば良かったと思っています。 
 ⇒ うしろすがた
 ⇒  根室市落石漁港沖 2013/6/29 夏羽は、カラスの名にふさわしい。
 ⇒  根室市落石漁港沖 2014/6/21
 

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