トンボ科アカネ属(赤トンボ)
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83.ナツアカネ(夏茜)
体長約33〜41mm。9月中旬から10月に多い。成熟♂は、顔面まで赤くなる。 ⇒里に帰ってきたナツアカネ・連結飛翔 連結打空産卵 3 大津市千町三丁目 2020/9/28 稲刈りが終わった田んぼで。この日ナツアカネとアキアカネが、突然たくさん現れました
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84.アキアカネ(秋茜)
体長約33〜46mm。9月中旬から10月下旬に多い。成熟♂でも頭部までは赤化しないし、胸は褐色。
⇒ 1♀ 2♀ 長野県松本市開智 2011/9/29
⇒ ♀未熟 ♂未熟 大津市 2021/6/10 羽化しだしました。今季初認です。
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85.マユタテアカネ(眉立茜)
体長約31〜43mm。8月下旬から10月上旬に多い。顔に眉斑がある。尾部付属器が反っている。♀には翅の先が黒い個体とない個体がいる。 ⇒ マユタテアカネ♂の識別
⇒ ♀で翅の先が黒い個体 ♀で翅の先が黒くない個体 大津市上田上桐生町 2021/6/28
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86.マイコアカネ(舞妓茜)
体長約29〜38mm。9月下旬から10月に多い。成熟♂の額面が青白色。尾部付属器がやや反り返る(マユタテアカネに似る)。大きさはヒメアカネに似る。 ⇒ 1♂ 大津市一里山 2020/10/18 成熟♂の額面が青白色の個体。
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87.ヒメアカネ(姫茜)
体長約28〜37mm。10月中旬から11月上旬に多い。翅胸の斑紋は、マユタテアカネとよく似ている。大きさはマイコアカネと同じく小さい。 ⇒ 1♀ 2 3 大津市一里山 2020/8/27 メス。額面は黄白色。小さな眉状斑がある個体(無い個体もいる)。
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88.コノシメトンボ(小熨斗目蜻蛉)
体長約35〜45mm。9月下旬から10月に多い。翅の先が黒褐色。成熟した♂は、額を含めて全身が赤くなる。腹の先は(上付属器)は上にそる。胸の黒状は、前後がつながり逆U字型になる。開放的な池に生息する。 ⇒ 1♀ 2♀ 3♀ 大津市一里山 2020/8/27他 ♀は顔に眉状斑がある。
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89.リスアカネ(りす茜)
体長約35〜47mm。9月から10月に多い。胸の模様はナツアカネによく似ているが、翅の先が黒褐色。全身が赤くならず、成熟♂の胸部は赤褐色。木立に囲まれた暗い池などに生息。 ⇒ 1♂ 2 3 4 大津市瀬田南大萱町 2020/8/16他
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90.ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)
体長約40〜50mm。8月から10月に多い。翅の先が褐色。全体も褐色が強くあまり赤くならない。 雄雌とも眉斑がある個体と、無い個体がある。胸部の黒状は、2本並行して上端まで達する。 ⇒ 1♂ 2 3 大津市瀬田南大萱町 2020/9/11他 腹部が細長い。見た感じは写真よりもっと暗褐色です。
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91.ミヤマアカネ(深山茜)
体長約32〜39mm。10月に多い。翅の途中に赤褐色のバンドがある。 ⇒ 1♂ 2♂ 3♂ 滋賀県野洲市北櫻 2020/9/29 めだつ斑紋は無い。
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92.ネキトンボ(根黄蜻蛉)
体長約39〜46mm。翅の付け根が赤い。春と夏に年2回羽化すると考えられる(1年1〜2世代型)。 ⇒ 1♀ 大津市石山千町 2011/9/24 斑紋は太い一本の黒条がある。
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93.キトンボ(黄蜻蛉)
体長約36〜45mm。10、11月に多い。最も遅くまで見られる。めだつ斑紋は無い。 ⇒ 1♂ 2 3 4 大津市一里山 2020/10/11他
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94.マダラナニワトンボ(斑浪速蜻蛉)
体長約32〜38mm。9月下旬から10月に多い。滋賀県では、高島市の饗庭野演習場でのみ確認されている。一般の立ち入りはできない。環境省絶滅危惧TB類。日本固有種。 ⇒ 1♂ 2 眉状斑がある 4 5 岐阜県 2021/9/25 滋賀県では一般には見ることが出来ないので、遠征しました。小さな池に生息していました。
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95.ナニワトンボ(浪速蜻蛉)
体長約31〜39mm。8月下旬から10月に多い。環境省絶滅危惧U類。日本固有種。滋賀県には、県南部の数か所に生息しているようである。 ⇒ 池の縁で縄張りを張る♂ 2 眉状斑がある 大阪府枚方市 2021/9/27
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96.オオキトンボ(大黄蜻蛉)
体長約45〜52mm。10月から11月上旬に多い。環境省絶滅危惧TB類。滋賀県では、2000年以降記録なし。 ⇒ キトンボと同様に翅胸は無斑♂ キトンボより大きく体色は褐色
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97.タイリクアカネ(大陸茜)
体長約40〜48mm。10月に多い。迷入種。滋賀県では、2010年代の記録なし。 ⇒ 翅の基部と前縁が橙黄色♂ アキアカネに似ている 兵庫県加西市 2021/10/22
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98.スナアカネ(砂茜)
体長約34〜42mm。迷入種。近畿地方では10月から11月に記録が多い。滋賀県では2013年記録され、以降数例が観察されている。 ⇒ 1♂ 2 3 兵庫県神戸市中央区 2023/11/4
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99.オナガアカネ(尾長茜)
100.タイリクアキアカネ(大陸秋茜)
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番外.ムツアカネ(陸奥茜)
体長約30mm前後。北海道と、本州の山岳地域に生息。黒いアカトンボ。 ⇒ 1♂ 2♂ 3♀ 長野県松本市白樺峠 2011/9/28 タカの渡りを見に行った時に撮影しました。(滋賀県での記録はありません)
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脚注
※1.「滋賀県のトンボ(2010年代)琵琶湖博物館研究調査報告30号2018年3月」による。ただし種の配列は順不同。 2023年現在では102種(リュウキュウベニイトトンボとベニトンボが追加)となっている。 トンボの体長や出現期については、「近畿のトンボ図鑑 ミナミヤンマ・クラブ」 を参考とした。 |
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