野生化した飼鳥(外来種や家禽)

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カナダガンの写真 カナダガン(カナダ雁) canada goose
  山梨県山中湖 2004/1/1
 カモ目カモ科。全長オス約64cm。北米大陸北部で広く繁殖している。
(日本にはまれな冬鳥として局地的に飛来するシジュウカラガンは、胸から腹が灰褐色で首の黒色部との境に白色の輪がある。)

カナダガンの一亜種、オオカナダガンである可能性が高い。河口湖、富士宮市富士桜自然墓地公園などで、野生で繁殖している。在来亜種のシジュウカラガンと交雑するおそれがあり、要注意外来生物とされていた。
2014/5に特定外来生物に指定され、捕獲を展開。2015/12/8 環境省は国内野生個体の根絶を宣言しました。
 ⇒ 
 ⇒ カナダ・バンクーバーのカナダガン 2015/3/25 他
 
コクチョウの写真
 
コクチョウ(黒鳥) black swan
    茨城県水戸市千波湖公園 2003/12/10
 カモ目カモ科。全長142cm。オーストラリア原産。

 千波湖では黒鳥が繁殖しており、霞ヶ浦まで飛来しているようです。
 
コブハクチョウの写真 
 
コブハクチョウ(瘤白鳥) mute swan
 カモ目カモ科。全長約152cm。ヨーロッパ北部〜東シベリアに分布。1933年八丈島で記録がある。
 公園などで放し飼いされていたものが野生化し、各地の湖沼や河川に生息している。
 
  アメリカオシの写真 
 
アメリカオシ(ドリ) wood duck
    滋賀県守山市 2007/4/1  
 カモ目カモ科。北アメリカと南カナダに生息する。オシドリと同様に木の洞に巣を作る。全長約45cm。

 ⇒  2006年2月頃からいて、時々見られたそうです。左足に黒い足環をつけており、篭脱けです。
 ⇒ カナダのアメリカオシ 2015/3/30
  
 
 
ガチョウ(鵞鳥) greyleg goose

シナガチョウ(支那鵞鳥) chinese goos

アイガモ(合鴨・間鴨) crossbreed between the mallard and the domestic duck

アヒル(家鴨) オス drake,メス duck

バリケン muscovy duck
 

コジュケイの写真 
 
コジュケイ(小綬鶏) banboo partridge
 キジ目キジ科の鳥。全長約27cm。大正時代に狩猟用として東京・神奈川に放鳥され、野生化したもの。本州〜九州、伊豆諸島、硫黄列島に留鳥として分布する。
 ⇒コジュケイ
 
ドバトの写真 ドバト(土鳩)・カワラバト rock pigeon
   2008/4/19
  外来種。ハト目ハト科カワラバト属。全長33cm。ヨーロッパでカワラバト(rock dove)を家禽化したものが、野生化したもの。様々な色合いをしているが、野生種のカワラバトは尾の先端が黒く、翼に2本の黒い線(二引き)がある。滑空時、羽根をキジバトは平行に、ドバトはX字にして飛ぶ。
 ⇒ドバト
  
ホオジロカンムリヅル
 
ホオジロカンムリヅル(頬白冠鶴) grey crowned cran
    滋賀県東近江市 2008/11/22
 ツル目ツル科。全長約105cm。東〜南部アフリカの水辺近くのサバンナ、農耕地にすみ、夜間は樹上で休む。頬は白いが、繁殖期になると赤く染まる。食性は雑食。
 ⇒    かご抜けだと思われます。お寺の本堂の屋根をねぐらにしているそうです。 
 ⇒※ 参考 ケニアのホオジロカンムリヅル
 
ハリスホークの写真
 
ハリスホーク (モモアカノスリ) harris's hawk, Duskey hawk, bay winged hawk
 タカ科の鳥で約50〜58cm。翼開長110cm。南アメリカからチリ・アルゼンチンにかけて広く生息している。ウサギ狩りの名手だという。飼育用に輸入されている。
 ⇒ハリスホーク
 
ワカケホンセイインコ 
 
(ワカケ)ホンセイインコ(輪掛本青インコ) rose-necked parakeet, ring-necked parakeet
    東京都杉並区 善福寺川緑地 2002/3/16
 インコ目インコ科 オスの成鳥には首に輪があり、首の輪インコとも呼ばれる。

 ⇒  東京都杉並区 善福寺川緑地 2003/3/29 首に輪がないのでメスか若鳥。
 インド原産のインコだが野生化し、とくに目黒区や世田谷区で大繁殖しています。桜の蜜を吸っていました。
 
カササギの写真
 
カササギ(カチガラス)(鵲) common magpie, eurasian magpie
 鍋島藩主が朝鮮出兵の際、カチ・カチと鳴くこの鳥を見て縁起が良いと、持ち帰ったと伝えられています。
スズメ目カラス科の鳥。全長約45cmで、カラスより小さい。尾羽は長く、26cmにも達する。中国、朝鮮に多く分布し、日本では佐賀県と福岡県が、カササギ生息地として天然記念物に指定されている。最近はなぜか北海道の苫小牧にも生息している。

 ⇒カササギ 
 

ソウシチョウの写真
 
ソウシチョウ(相思鳥) red-billed leiothrix ,pekin robin ,pekin nightingale
    京都府宇治市 2011/2/14
 スズメ目ガビチョウ科。全長15cm。インド北部、中国南部、ベトナム北部などに分布している。九州〜関東などで野生化している。関西では六甲山系が有名で、華僑の結婚式で相思・相愛になるよう放鳥したものが繁殖したと言われているが?。「特定外来生物」に指定されており、鑑賞目的の飼育は禁止されている。
    
 
ガビチョウの写真
 
ガビチョウ(画眉鳥) chinese hwamei
    angola さん 2003/4/15 神奈川県津久井町城山で撮影
 スズメ目ガビチョウ科。全長24cm。中国南部、東南アジアに分布している。東京周辺、福岡周辺などで野生化し、いまでは東北まで繁殖している。「特定外来生物」に指定され、飼育は禁止されている。
 珍鳥??眼鏡をかけた!!ツグミくらいの大きさの鳥。
 
ハッカチョウの写真
 
ハッカチョウ(八哥鳥) crested myna, chinese jungle myna
 スズメ目ムクドリ科。全長約26cmでムクドリより一回り大きい。台湾や中国では普通に繁殖している。以前より兵庫県南西部で野生化しており、どんどん東へ生息範囲を拡大して来ている。
 ⇒ハッカチョウ
 
ジャワハッカの写真
 
ジャワハッカ(ジャワ八哥) javan myna, white-vented myna
  シンガポール 2013/11/12
 スズメ目ムクドリ科。全長約23〜25cm。本来はジャワ島に生息する留鳥。

 与那国島などで、まれに見られる。
 ⇒ マレーシア・タンピン 2013/11/11 @嘴は橙黄色。A虹彩は淡黄色。B下尾筒は白い。スマトラ・シンガポールに持ち込まれ、野生化している。
 ⇒ 台湾台中 和平区 2014/3/24 台湾にも移入され増加し、普通によく見られる。
 ⇒ 台湾台北市 2014/8/8
 
インドハッカの写真
 
インドハッカ(印度八哥) common myna, indian myna
  台湾台北市 2014/8/8
 スズメ目ムクドリ科。全長約23〜25cm。アフガニスタン・インド・ミャンマー・インドシナなどに留鳥として分布する。日本では、与那国島や石垣島で確認されている。別名 カバイロハッカ(樺色八哥)

 ⇒ 台湾にも移入され増加している。
 ⇒※ 参考 ランカウイのインドハッカ
 
シマキンパラの写真
 
シマキンパラ(島金腹)・アミハラ(網腹)
  scaly-breasted munia, nutmeg mannikin, ricebird, spotted munia, spice finch
など

     宮古島市下地 2007/5/19
 スズメ目カエデチョウ科。全長11.0cm。インドから東南アジアに分布しており、沖縄などでも繁殖している。胸と脇に黒または赤褐色のうろこ状の斑がある。雌雄同色。
 ⇒ 宮古島でも、数を増やしているそうです。(お母さんが撮影)
 ⇒ 沖縄県豊見城市 2008/1/26 今回も目の良いお母さんが見つけて撮影。
 ⇒ 台湾 台南市官田 2014/6/8 台湾名は「斑文鳥」。
 
コシジロキンパラの写真
 
コシジロキンパラ(腰白金腹) white-rumped munia
   台湾 台南市官田 2014/6/8 
 スズメ目カエデチョウ科。全長10〜11cm。インドから東南アジア、中国、台湾に分布。雌雄同色。沖縄本島に、少数が生息している。
 ⇒ 台湾名は「白腰文鳥」。
 
キンパラ  
 
キンパラ(金腹) Chestnut Munia 
 タイ サムットプラカーン県 Bang Pu Mai 2016/4/9
 スズメ目カエデチョウ科。全長約11〜11.5cm。中国南部、インド南部、東南アジアに生息する。日本では、外来種として確認されている。
 ⇒ オス。
 
ヘキチョウ
 
ヘキチョウ(碧鳥) White-headed Munia
 マレーシア ランカウイ島の田園 2017/1/24
 スズメ目カエデチョウ科。全長約11.5cm。タイ、マレー半島などに分布する。日本では、篭脱けが時々観察されている。
 
ベニスズメの写真
 
ベニスズメ(紅雀) red avadavat
     大阪府高槻市鵜殿 淀川河川敷 2011/3/3
 スズメ目カエデチョウ科。全長9.5cm。野生化したものが、河川敷のアシ原などに生息する。
 ⇒この個体は、メスです。
 ⇒※ 参考 タイのベニスズメ
 
オウゴンチョウの写真
 
オウゴンチョウ(黄金鳥)yellow-crowned bishop, napoleon weaver, golden bishop, yellow weaber
     大阪府 2011/8/26
 スズメ目ハタオリドリ科。全長10〜12cm。観賞用に輸入された飼い鳥が、野生化したものと考えられる。中部アフリカなどで、湿地の草原に生息している。
 ⇒   尾が短く、眉班がはっきりしていました。メスか幼鳥だと思います。ネットで調べると、♂は5,000円で販売されていました。
 
コウヨウジャク
 
コウヨウジャク(紅葉雀) Streaked Weaver
 マレーシア ランカウイ島の田園 2017/1/26
 スズメ目ハタオリドリ科。全長約13.5cm。インド、パキスタン、タイ、インドシナ半島などに分布する。日本では、篭脱けが時々観察されている。
 ⇒  3♂♀  機織り鳥です!
 

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