マレーシア・ランカウイ島の野鳥  2017/1/22〜1/28

     2017/1/22、伊丹から成田へ、前泊のホテルで鳥仲間7名と合流。

2017/1/23、マレーシア航空で成田国際空港を10時30分に出発、クアラルンプールまで7.5時間(帰りは6.5時間)。
クアラルンプールで入国手続きをして国内線に乗換えるのですが、乗換の人はいっぱいいるのに入管の人は少なく、予定の18時15分の便に乗れず。結局21時の便になり、クアラルンプールからランカウイ島までは1時間で、なんとか23時頃ホテルに到着しました。

 4連泊したホテルです。1/28が春節(旧正月)で中国人が多かったです。東南アジアでは水回りのトラブルは多いのですが、シャワーのお湯が少ししか出ませんでした。

2017/1/24、マングローブリバークルーズで、一般の人が訪れる前の7時30分頃から探鳥 
リバークルーズで見た鳥は、チャバネコウハシショウビン・アオショウビン・ナンヨウショウビンコアオバトイソシギササゴイシロハラウミワシシロガシラトビトビ・ブッポウソウ・インドトサカゲリなど。ミズオオトカゲやカニクイザルも。

2017/1/25、Lagenda Langkawi Park探鳥
見た鳥は、キタカササギサイチョウ・ナンヨウショウビン・アオショウビン・コウライウグイスキバラタイヨウチョウ♀メグロヒヨドリササゴイ・ミドリカラスモドキ・カノコバト・チャガシラハチクイ・カザリオウチュウ・スズメ・ハシブトガラスなど。

田園を探鳥。見た鳥は、カノコバトブッポウソウアオショウビン・コウライウグイス、カイツブリ・リュウキュウガモ・シロハラクイナ、 アカガシラサギかジャワアカガシラサギアマサギ・チュウサギ・コサギ・ヘキチョウ、 カザリオウチュウ・コウヨウジャク・ヒメマミジロタヒバリ?・チャノドコバシタイヨウチョウ♀?・リュウキュウツバメ・ツバメ・上空のシロハラウミワシオオハリオアマツバメなど。

昼食は3日間、空港に近いホテル「Bon ton Resort」で、ナシゴレン(焼きめし)やミーゴレン(焼きそば)を食べました。ここには池があり、セイケイの親子を見ることができました。ここでは、アオショウビン・ハリオハチクイ・メグロヒヨドリ・キバラタイヨウチョウ・シマキンパラ・リュウキュウツバメ・アカモズ・カノコバト・チョウショウバト・カバイロハッカ、上空にムラサキサギ、ミズオオトカゲなどを見ることができました。

夕方は、ランカウイ島の最高峰ラヤ山(Gununng Raya,881m)への道路で、ねぐらに帰って来るサイチョウを探鳥。
見た鳥は、キタカササギサイチョウオオサイチョウシワコブサイチョウカザリオウチュウ・アカモズ・アカメチャイロヒヨリュウキュウツバメ・上空にシロハラウミワシなど。カニクイザル(Crab-eating Macaque)やダスキーリーフモンキー(Dusky Leaf Monkey)も。 

2016年は天候不順で干ばつだったそうです。そのためか鳥がとても少なかったです。

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リュウキュウガモ  
 
リュウキュウガモ(琉球鴨) Lesser Whistling Duck   
 マレーシア ランカウイ島の田園 2017/1/27
 カモ目カモ科。全長約38〜41cm。インド、東南アジアでは留鳥で、中国南部や台湾では夏鳥。日本では、南西諸島などで記録されている。

 ⇒※ 参考 タイのリュウキュウガモ
 

コアオバト
 
コアオバト(小青鳩) Pink-necked Green Pigeon
  マレーシア ランカウイ島マングローブ林 2017/1/24
 ハト目ハト科。全長約26.5〜32cm。東南アジアやフィリピンなどに生息している。
 ⇒
 
カノコバトの写真
 
カノコバト(鹿子鳩) Spotted Dove
  マレーシア ランカウイ島の田園 2017/1/24
 ハト目ハト科。全長約30〜31cm。雌雄同色。インド、中国南部、東南アジアなどに生息している。2008年に西表島で観察され、日本鳥類目録7版では検討中の種とされています。
 ⇒ ランカウイの多くのハトは、カノコバトでした。
 ⇒※ 参考 台湾のカノコバト 
 ⇒※ 参考 タイのカノコバト
 
ジャワアカガシラサギ  
 
ジャワアカガシラサギ(ジャワ赤頭鷺) Javan Pond Heron   
 マレーシア ランカウイ島の田園 2017/1/24
 ペリカン目サギ科。全長約45cm。雌雄同色。日本では迷鳥として沖縄県、石垣島で記録がある。インドネシアのジャワや、タイ・カンボジアなどに生息する。
 ⇒ 初列風切先端が真白なので、ジャワアカガシラサギと思われます。
 ⇒※ 参考 アカガシラサギ冬羽とジャワアカガシラサギ冬羽の識別 
 
アマサギ
 
アマサギ(亜麻鷺・尼鷺) (Eastern) Cattle Egret
  マレーシア ランカウイ島の田園 2017/1/26
 ペリカン目サギ科。全長約48〜53cm。アジア南部や東部、オーストラリアなど広範囲に分布する。日本の本州以北では夏鳥。

 ⇒※ 参考 日本のアマサギ
 

セイケイ  
 
セイケイ(青鶏) Purple Swamphen   
  マレーシア ランカウイ島 2017/1/24 他
 ツル目クイナ科。全長約28.5〜42cm。ヨーロッパ、アフリカ、東南アジア、オーストラリアなどに生息する。亜種により、羽の色が違う。
 ⇒ 
 ⇒セイケイの親子  動画(You Tube)
 ⇒※ 参考 タイのセイケイ 
 
オオハリオアマツバメ  
 
オオハリオアマツバメ(大針尾雨燕) Brown-backed Needletail   
  マレーシア ランカウイ島 2017/1/24 他
 アマツバメ目アマツバメ科。全長約21〜24.5cm。インド、東南アジアなど広範囲に分布する。
 
シロハラウミワシ  
 
シロハラウミワシ(白腹海鷲) White-bellied Sea Eagle 
 マレーシア ランカウイ島マングローブ林 2017/1/24
 タカ目タカ科。全長約70〜85cm。インドからオーストラリアやタスマニア島にかけて広く分布する。
 ⇒   
 ⇒ 2017/1/26 島の上空を飛ぶシロハラウミワシをよく見ることが出来ました。一緒に写っているのは、喉が黒いのでオオハリオアマツバメ(Brown-backed Needletail)か?
 ⇒ 2017/1/26 若鳥も飛んでいました。
 
シロガシラトビ  
 
シロガシラトビ(白頭鳶) Brahminy Kite 
 マレーシア ランカウイ島マングローブ林 2017/1/24
 タカ目タカ科の鳥で約44〜52cm。インド、東南アジア、中国南部、オーストラリアなどに生息している。
 ⇒ 
 ⇒※ 参考 シンガポールのシロガシラトビ
 
トビ  
 
トビ(鳶) Black Kite 
 マレーシア ランカウイ島マングローブ林 2017/1/24
 タカ目タカ科。全長約55〜60cm。ヨーロッパや中央アジア、アフリカ、インドからオーストラリアなどに広く分布する。
 ⇒  日本の「トビ」とは違うように見えたのですが・・・。若鳥?
 ⇒※ 参考 日本のトビ
 
キタカササギサイチョウ  
 
キタカササギサイチョウ(北鵲犀鳥) Oriental Pied Hornbill 
 マレーシア ランカウイ島 2017/1/24
 サイチョウ目サイチョウ科。全長約69cm。インドから中国、インドシナ・マレー半島など広範囲に分布する。
 ⇒ 山だけでなく、町の中にもいました。
 ⇒※ 参考 タイのキタカササギサイチョウ
 ⇒※ 参考 ボルネオのキタカササギサイチョウ 
 
オオサイチョウ  
 
オオサイチョウ(大犀鳥) Great Hornbill 
 マレーシア ランカウイ島ラヤ山 2017/1/25
 サイチョウ目サイチョウ科。全長約119〜122cm。インド西部、ヒマラヤからスマトラに分布する。
 ⇒  大きいし、飛んだ時の羽音も聞こえてきて迫力がありました。
 
シワコブサイチョウ  
 
シワコブサイチョウ(皺瘤犀鳥) Wreathed Hornbill 
 マレーシア ランカウイ島ラヤ山 2017/1/26
 サイチョウ目サイチョウ科。全長♂約100.5〜115cm、♀約84〜98cm。インド北東部から、ボルネオ・ジャワに分布する。
 ⇒ 2♂   3♀  
 
チャバネコウハシショウビン  
 
チャバネコウハシショウビン(茶羽広嘴翡翠) Brown-winged Kingfishere   
 マレーシア ランカウイ島タンジュンルーのマングローブ林 2017/1/24
 ブッポウソウ目カワセミ科。全長約37cm。マレーシアの北西部の島や、インド・ミャンマー南西・タイ南西沿岸などに分布する。
 ⇒  
 
ナンヨウショウビン
 
ナンヨウショウビン(南洋翡翠) Collared Kingfisher
  マレーシア ランカウイ島 Lagenda Langkawi Park 2017/1/25
 ブッポウソウ目カワセミ科の鳥。全長は約24〜26cmで雌雄同色。東南アジア・ミクロネシア・ニューギニア・オーストラリア北西部などに、広く分布する。非常に亜種が多い。
 ⇒ 残念ながら求愛は受け入れられませんでした。
 ⇒ tanjung rhuのマングローブ林 2017/1/24
 ⇒※ 参考 ロタ島のナンヨウショウビン 2014/2/27他
 
アオショウビンの写真
 
アオショウビン(青翡翠) White-throated Kingfisher
  マレーシア ランカウイ島  2016/1/26
 ポウソウ目カワセミ科の鳥。全長は約28.5cmで雌雄同色。インド・東南アジア・中国南部・フィリピンなどに、広く分布する。
⇒ ランカウイ島でいろいろな場所で、普通に見ることが出来ました。しかし、後から見ると写真が撮れていませんでした。
⇒※ 参考 台湾 金門島のアオショウビン 
⇒※ 参考 タイのアオショウビン 
 
チャガシラハチクイ
 
チャガシラハチクイ(茶頭蜂食) Chestnut-headed Bee-eater 
 マレーシア ランカウイ島 Lagenda Langkawi Park 2017/1/25
 ブッポウソウ目ハチクイ科。全長約21.5cm。インドから中国南部・東南アジアなどに広く分布する。
 ⇒露出に失敗しました。
 
ハリオハチクイ
 
ハリオハチクイ(針尾蜂食) Blue-tailed Bee-eater 
 マレーシア ランカウイ島  2016/1/25
 ブッポウソウ目ハチクイ科。全長約24cm。東南アジア・中国南東部などに分布する。日本では、2015/4/26 沖縄県那覇市で初記録された。
 ⇒ 
 ⇒※ 参考 台湾のハリオハチクイ
 ⇒※ 参考 タイのハリオハチクイ
 
ブッポウソウの写真  
 
ブッポウソウ(仏法僧) Oriental Dollarbird
  マレーシア ランカウイ島の田園 2017/1/24
 ブッポウソウ目ブッポウソウ科。全長約27.5〜31.5cm。シベリアから中国、インド南東部から東南アジア、オーストラリア東部などに分布する。
 ⇒ ランカウイ島の田園 2017/1/25
 ⇒※ 参考 日本のブッポウソウ
 ⇒※ 参考 ボルネオのブッポウソウ
 
コウライウグイス  
 
コウライウグイス(高麗鴬) Black-naped Oriole
  マレーシア ランカウイ島 Lagenda Langkawi Park 2017/1/25
 スズメ目コウライウグイス科。全長約24.5〜27.5cm。シベリアや中国で繁殖し、東南アジアなどで越冬する。数少ない旅鳥として日本でも観察される。
 ⇒ まだ抱卵ではないようでした。コウライウグイスは普通に見られ、町中にもいました。
 ⇒※ 参考 日本のコウライウグイス
 
アカモズ  
 
アカモズ(赤百舌) Brown Shrike   
 マレーシア ランカウイ島 2017/1/25
 スズメ目モズ科。全長約19〜20cm。ロシア・日本・中国などで繁殖し、インド・東南アジアなどで越冬する。
 ⇒※ 参考 タイのアカモズ
 
カザリオウチュウ  
 
カザリオウチュウ(飾烏秋) Greater Racket-tailed Drongo   
 マレーシア ランカウイ島ラヤ山 2017/1/24
 スズメ目オウチュウ科。全長約30〜37cm+racket 30cm。

 ⇒※ 参考 タイのカザリオウチュウ 
 

アカメチャイロヒヨ 
 
アカメチャイロヒヨ(赤目茶色鵯) Asian Red-eyed Bulbul 
 マレーシア ランカウイ島ラヤ山 2017/1/25
 スズメ目ヒヨドリ科。全長約19cm。マレー半島・スマトラ・ボルネオなどに分布する。

 ⇒ 
 

メグロヒヨドリ 
 
メグロヒヨドリ(目黒鵯) Yellow-vented Bulbul 
 マレーシア ランカウイ島 Lagenda Langkawi Park 2017/1/25
 スズメ目ヒヨドリ科。全長約20〜20.5cm。東南アジア、フィリピンなどに分布する。

 ⇒ 
 ⇒※ 参考 ボルネオのメグロヒヨドリ
 

インドハッカ
 
インドハッカ(印度八哥)・カバイロハッカ(樺色) common myna, indian myna
  マレーシア ランカウイ島 2017/1/24
 スズメ目ムクドリ科。全長約24.5〜27cm。カザフスタン・イラン・インド・ミャンマー・インドシナなどに広く分布する。日本では、与那国島や石垣島で確認されている。

 ⇒※ 参考 台湾のインドハッカ
 

コウヨウジャク
 
コウヨウジャク(紅葉雀) Streaked Weaver
 マレーシア ランカウイ島の田園 2017/1/26
 スズメ目ハタオリドリ科。全長約13.5cm。インド、パキスタン、タイ、インドシナ半島などに分布する。日本では、篭脱けが時々観察されている。

 ⇒  3♂♀  機織り鳥です!
 

ヘキチョウ
 
ヘキチョウ(碧鳥) White-headed Munia
 マレーシア ランカウイ島の田園 2017/1/24
 スズメ目カエデチョウ科。全長約11.5cm。タイ、マレー半島などに分布する。日本では、篭脱けが時々観察されている。
 
 
 
タイヨウチョウの♀はよく似ているので、識別に自信がありません。

キバラタイヨウチョウ  Olive-backed Sunbird ?
 「尾羽の裏側が大部分白い」ので、キバラタイヨウチョウ?

チャノドコバシタイヨウチョウ Brown-throated Sunbird ?
 「尾羽の裏側が白くない」、「赤っぽい目」なので、チャノドコバシタイヨウチョウでしょうか? 
 


 (注)鳥の全長については、Helm Field Guides「Birds of South-East Asia」concise edition, Craig Robson による。

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