タイの野鳥その2・ケーンクラチャン国立公園と周辺    その1≪ ≫その3

   2016/1/18 2日目は、ケーンクラチャン国立公園(Kaeng Krachan National Park)の周辺と、水場のハイドに。

2016/1/19・20 3日目と4日目午前中は、ケーンクラチャン国立公園内で探鳥。
探鳥は車からと、歩きで。公園内の道路には、アジアゾウの糞が落ちていたり猿がいました。1回だけでしたがものすごいスコールがありました。
三泊した宿 です。
 お風呂は、電熱式シャワーです。パナソニック製でした!

2016/4/12と13日の早朝 
 ズグロヤイロチョウアカチャシャコチゴモズ・シナヒメアオヒタキムナフジチメドリ・アカハラシキチョウ・エボシヒヨドリ、ギンムネヒロハシイワミセキレイハナジロコノハズクブッポウソウオウチュウカッコウハイイロオウチュウ(白色型)カンムリオウチュウ・ヒメオウチュウ・オウチュウ・オオバンケン・オニクロバンケンモドキコサメビタキアオショウビン、カンムリアマツバメ、セキショクヤケイズグロミゾゴイキンバト・アカガシラサギなど。

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アカチャシャコ  
 
アカチャシャコ(赤茶鷓鴣) Ferruginous Partridge   
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/4/12
 キジ目キジ科。全長約28〜32cm。雌雄同色。マレー半島・スマトラ・ボルネオに分布する。
 ⇒    なかなか撮影出来ない鳥だそうです。
 16時30分を過ぎてから、ズグロヤイロチョウと同じ場所に出て来ましたので、とても暗かったです。Canon EOS 6D+EF500mm F4,ISO 5000,ss1/50 以下でした。
 
ハナジロコノハズク  
 
ハナジロコノハズク(鼻白木葉木菟) White-fronted Scops Owl   
  ケーンクラチャン国立公園 2016/4/12
 フクロウ目フクロウ科。全長約27〜29cm。雌雄同色。マレー半島とタイとミャンマー国境地帯に分布する。
 
ズグロヤイロチョウ  
 
ズグロヤイロチョウ(頭黒八色鳥) Hooded Pitta   
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/4/12
 スズメ目ヤイロチョウ科。全長約16.5〜19cm。雌雄同色。日本では、石垣島で保護されたことがある。
 ⇒    暗い場所でしたが快晴のため木漏れ日がきつく、撮影が難しかった。
 ⇒ 繁殖のため7月位までタイにいて、マレーシア・スマトラ・ボルネオなどで越冬するそうです。2羽が縄張り争いしていました。
 ⇒ 動画  YouTube 
 
チゴモズ  
 
チゴモズ(稚児百舌) Tiger Shrike   
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/4/12
 スズメ目モズ科。全長約17〜18.5cm。中国北東部、朝鮮半島、日本などで繁殖し、マレーシア、インドネシアなどで越冬する。
 ⇒   タイには渡りの途中に立ち寄る旅鳥で、見ることは難しいそうです。
 ⇒日本のチゴモズ 
 
ギンムネヒロハシ  
 
ギンムネヒロハシ(銀胸広嘴) Silver-breasted Broadbill   
  ケーンクラチャン国立公園 2016/4/12
 スズメ目ヒロハシ科。全長約17cm。インド東北部、中国南部、東南アジアなど広範囲に分布する。
 ⇒  ♀は胸に銀色のネックレスをしています!
 ⇒ ♂は胸に銀色のネックレスはしていません。
 
キバラタイヨウチョウ  
 
キバラタイヨウチョウ(黄腹太陽鳥) Olive-backed Sunbird   
  ケーンクラチャン国立公園付近 2016/1/18
 スズメ目タイヨウチョウ科。全長約11.5cm。
 ⇒ 
 ⇒ メス。
 ⇒※ ボルネオのキバラタイヨウチョウ
 
ハイムネハウチワドリ  
 
ハイムネハウチワドリ(灰胸羽団扇鳥) Grey-breasted Prinia   
  ケーンクラチャン国立公園付近 2016/1/19
 スズメ目セッカ科。全長約10〜12cm。東南アジア、中国南部、インドなどに分布する。
 
キタカササギサイチョウ  
 
キタカササギサイチョウ(北鵲犀鳥) Oriental Pied Hornbill
  ケーンクラチャン国立公園付近 2016/1/18
 サイチョウ目サイチョウ科。全長約69cm。
 ⇒ 
 ⇒  ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19 野菜をもらっていました。
 ⇒ 尾羽の内側が黒く、先端は白い。亜種 albirostris か。
 ⇒※ 参考 ボルネオのキタカササギサイチョウ 
 ⇒※ 参考 ランカウイのキタカササギサイチョウ
 
 ケーンクラチャン国立公園(Kaeng Krachan National Park)の周辺では、他に
ツミ、オオサイチョウ、キゴシタイヨウチョウ、コクモカリドリ、バンケンなど。
 
ロクショウヒタキ  
 
ロクショウヒタキ(緑青鶲) Verditer Flycatcher   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目ヒタキ科。全長約15〜17cm。迷鳥として、石垣島、甑島、与那国で観察記録がある。中国南部、東南アジアやインドなどに生息する。
 ⇒  ケーンクラチャン国立公園 2016/1/20 オス。(メスは目先が薄い黒褐色で不明瞭)。
 ⇒  ナムナオ(Nam Nao)国立公園 2016/1/21,22
 
ノドアカヒメアオヒタキ  
 
ノドアカヒメアオヒタキ(喉赤姫青鶲) Tickell's Blue Flycatcher   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目ヒタキ科。全長約13.5〜15.5cm。
 ⇒  オス。喉だけが赤い。
 ⇒  メス。尾羽が青いです。
 
シナヒメアオヒタキ  
 
シナヒメアオヒタキ(支那姫青鶲) Chinese Blue Flycatcher   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/4/12
 スズメ目ヒタキ科。全長約14〜15cm。学名 Cyornis glaucicomans で、ムネアカヒメアオヒタキ(Blue-throated Blue Flycatcher)の亜種とする[1] ものと、別種とする [2]ものがある。
 ⇒   オス。
 
アカハラシキチョウ  
 
アカハラシキチョウ(赤腹四季鳥) White-rumped Shama   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目ヒタキ科。全長約21.5〜28cm。
 ⇒ オス。
 ⇒  メス。
 ⇒ ナムナオ国立公園 2016/1/22
 
クロエリヒタキの写真  
 
クロエリヒタキ(黒襟鶲) black-naped monarch
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目カササギヒタキ科。全長約16〜17cm。インド、東南アジア、中国南部、台湾に生息。日本では迷鳥として、与那国島で1回記録されている。
 ⇒ オス。
 ⇒  メスだと思います。
 ⇒ ※ 台湾のクロエリヒタキ
 ⇒ ※ ボルネオのクロエリヒタキ
 
エボシヒヨドリ  
 
エボシヒヨドリ(烏帽子鵯) Black-crested Bulbul   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目ヒヨドリ科。全長約18.5〜19.5cm。
 ⇒ 
 
キビタイヒヨドリ  
 
キビタイヒヨドリ(黄額鵯) Stripe-throated Bulbul   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目ヒヨドリ科。全長約19〜20cm。
 ⇒ 
 ⇒ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19
 ⇒ タイ プトエイ国立公園 2016/4/9 隣はミミジロヒヨドリです。
 
ミミジロヒヨドリ  
 
ミミジロヒヨドリ(耳白鵯) Streak-eared Bulbul   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目ヒヨドリ科。全長約17.5〜19.5cm。
 ⇒ 
 ⇒  タイ プトエイ国立公園(Phu Toei National Park) 2016/4/9
 
ハイガシラチメドリ  
 
ハイガシラチメドリ(灰頭知目鳥) Brown-cheeked Fulvetta   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目チメドリ科。全長約15.5〜16.5cm。
 ⇒ 
 
ハシブトムジチメドリ  
 
ハシブトムジチメドリ(嘴太無地知目鳥) Abbott's Babbler   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目チメドリ科。全長約15〜16.5cm。
 ⇒ 水浴びする前のハシブトムジチメドリです。
 
ムナフムシクイチメドリ  
 
ムナフムシクイチメドリ(胸斑虫食知目鳥) Puff-throated Babbler   
  ケーンクラチャン国立公園 2016/1/20
 スズメ目チメドリ科。全長約12.5〜14cm。
 ⇒ 虹彩は黄色ですが、光線の関係か色が出ていません。
 ⇒ ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18 虹彩が黄色の写真です。
 
ムナフジチメドリ  
 
ムナフジチメドリ(胸斑地知目鳥) Pin-striped Tit-Babbler   
  ケーンクラチャン国立公園 2016/4/12
 スズメ目チメドリ科。全長約16〜18cm。
 ⇒  
 
クビワガビチョウ  
 
クビワガビチョウ(首輪画眉鳥) Greater Necklaced Laughingthrush   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目チメドリ科。全長約31cm。
 ⇒ 集団で来ました。
 
ヒメクビワガビチョウ  
 
ヒメクビワガビチョウ(姫首輪画眉鳥) Lesser Necklaced Laughingthrush   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目チメドリ科。全長約29cm。
 ⇒ クビワガビチョウの集団と一緒に来ましたので、クビワガビチョウのメスかな?と思いました。
 
ハクオウチョウ  
 
ハクオウチョウ(白翁鳥) White-crested Laughingthrush   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 スズメ目チメドリ科。全長約29cm。
 ⇒ 
 ⇒ ナムナオ国立公園 2016/1/21
 
マメジカ  
 
マメジカ(豆鹿) Lesser Oriental Chevrotain   
  ケーンクラチャン国立公園付近の水場 2016/1/18
 鳥ではありませんが。水を飲みに来ました!
 ⇒  500mmで撮影しましたので大きく写っていますが、小さいです。
 ⇒大きさを比較するために合成した写真 定位置で撮影していましたので、合成してみました。ハクオウチョウは約29cmです。 
 
  
ハシブトアオバト  
 
ハシブトアオバト(嘴太青鳩) Thick-billed Green Pigeon  
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/20
 ハト目ハト科。全長約25.5〜27cm。
 ⇒ ♀。画像1は♂。 
 
オオジュウイチ  
 
オオジュウイチ(大十一) Large Hawk-Cuckoo  
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/20
 カッコウ目カッコウ科。全長約39cm。雌雄同色。日本では、粟島・五島列島・南西諸島などで記録されている。中国やインド東南部、東南アジアなどに生息する。
 ⇒  
 ⇒※ 参考 ボルネオのスマトラオオジュウイチへ。 
 
オオチュウカッコウ  
 
オウチュウカッコウ(烏秋郭公) Square-tailed Drongo-Cuckoo  
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19
 カッコウ目カッコウ科。全長約25cm。雌雄同色。下尾筒と最外側尾羽に白色横斑がある。日本では、長崎県・熊本県・沖縄県で記録されている。中国南部やインド南部、東南アジアなどに生息する。
 ⇒   
 ⇒   ケーンクラチャン国立公園 2016/4/12 尾が擦り切れています。
 ⇒※ 参考 ボルネオのオウチュウカッコウへ。 
 
オニクロバンケンモドキ  
 
オニクロバンケンモドキ(鬼黒番鵑擬) Green-billed Malkoha  
  タイ ケーンクラチャン国立公園付近 2016/4/13
 カッコウ目カッコウ科。全長約52〜59.5cm。北インドからスマトラまで分布する。
 ⇒証拠写真です。早朝でうまく色が出ていません。目の周りは赤い。
 
オオバンケンの画像 
 
オオバンケン(大番鵑) Greater Coucal 
  ケーンクラチャン国立公園付近 2016/1/19
 カッコウ目カッコウ科。全長約48〜52cm。インドから東南アジア・インドネシア、中国南東部などに分布する。バンケン(全長約38cm)より大きい。虹彩は赤い(バンケンの虹彩は暗褐色)。

 ⇒※ 参考 台湾金門島のオオバンケン
 

カンムリオウチュウ  
 
カンムリオウチュウ(冠烏秋) Hair-crested Drongo  
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/20
 スズメ目オウチュウ科。全長約32cm。雌雄同色。迷鳥として舳倉島と南西諸島で記録がある。中国南部や東南アジア、インドなどに生息する。
 ⇒ ケーンクラチャン国立公園付近 2016/1/18
 ⇒  ケーンクラチャン国立公園付近 2016/4/13
 
ハイイロオウチュウ  
 
ハイイロオウチュウ(灰色烏秋) Ashy Drongo  
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19
 スズメ目オウチュウ科。全長約25.5〜29cm。雌雄同色。中国や東南アジア、インドなどに生息する。
 ⇒ プーヒン・ロンクラー国立公園 2016/1/23 黒色型といわれ日本に来たハイイロオウチュウとは、亜種が違う。
 ⇒    ケーンクラチャン国立公園 2016/4/12 今まで黒色型ばかりでしたが、やっと白色型に会えました。
 
ヒメオウチュウ  
 
ヒメオウチュウ(姫烏秋) Bronzed Drongo  
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19
 スズメ目オウチュウ科。全長約22〜23.5cm。雌雄同色。中国や東南アジア、インドなどに生息する。
 ⇒ ナムナオ国立公園 2016/1/22 金属光沢があります。
 ⇒  タイ プトエイ国立公園 2016/4/9 
 ⇒※ 参考 台湾のヒメオウチュウ
 
アオバネコノハドリ  
 
アオバネコノハドリ(青羽木葉鳥) Blue-winged Leafbird  
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19
 スズメ目コノハドリ科。全長約16.5〜18.5cm。
 ⇒ メス。オスは喉が黒い。 
 ⇒ オス。喉が黒い。
 
ルリコノハドリ  
 
ルリコノハドリ(瑠璃木葉鳥) Asian Fairy-bluebird  
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19
 スズメ目ルリコノハドリ科。全長約24.5〜26.5cm。
 ⇒オス。頭から背はルリ色。 
 
ミミアオゴシキドリ  
 
ミミアオゴシキドリ(耳青五色鳥) Green-eared Barbet  
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19
 スズメ目オオゴシキドリ科。全長約25〜27cm。
 ⇒ 
 
アオミミゴシキドリ  
 
アオミミゴシキドリ(青耳五色鳥) Blue-eared Barbet  
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19
 スズメ目オオゴシキドリ科。全長約17〜18cm。
 ⇒  
 ⇒ ナムナオ国立公園 2016/1/22
 
ハイイロモリツバメ  
 
ハイイロモリツバメ(灰色森燕) Ashy Woodswallow  
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19
 スズメ目モリツバメ科。全長約16〜18cm。
 ⇒  
 
オジロビタキの写真
 
オジロビタキ(尾白鶲) Taiga Flycatcher 学名 Ficedula albicilla
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19
 スズメ目ヒタキ科。全長約11.5cm。ユーラシア大陸の亜寒帯で繁殖し、インドや東南アジアで越冬する。
 ⇒ ♂。
 ⇒ タイ ナムナオ国立公園 2016/1/22 メスタイプ。
 ⇒※ 日本のオジロビタキ
  
サルタンガラの写真
 
サルタンガラ(サルタン雀) Sultan Tit
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/1/19
 スズメ目シジュウカラ科。全長約20.5cm。
 ⇒ ♂の喉は黒いが、メスは喉がオリーブがかった色。
  
ズグロミゾゴイの写真
 
ズグロミゾゴイ(頭黒溝五位) malayan night heron, tiger bittern
  タイ ケーンクラチャン国立公園 2016/4/12
 サギ科。全長約47cm。雌雄同色。インド、中国南部、東南アジア、フィリピン、台湾などに分布する。日本には、石垣島・西表島・黒島に留鳥として生息している。  
 ⇒ タイではとても珍しいとガイドさんが興奮されていました。 インド南部やミャンマー北部で繁殖する個体は、マレーシアやインドネシアに渡って越冬するので、通過個体をタイではなかなか見ることが出来ないからでしょうか?
 ⇒※日本のズグロミゾゴイイ 
 ⇒※台湾のズグロミゾゴイイ 2014/3/21他
 
 ケーンクラチャン国立公園(Kaeng Krachan National Park)では、他に
ズアカミユビゲラ、サンショウクイ、オウチュウ、オナガサイホウチョウ、コクジャクなど。
 
 脚注
 1.Birds of South-East Asia (Helm Field Guides) concise edition - 2015/8/13 発売 Craig Robson (著)
 2.IOC World Bird List version 6.2 2016/4/20 リリース http://www.worldbirdnames.org/

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