台湾の野鳥

(1)2014/3/21~24 台湾へ4日間行ってきました。台北⇒阿里山⇒大雪山⇒谷関温泉・八仙山と回りました。
(2)2014/6/6~9 台北⇒台湾東北部(宜蘭県)⇒台湾中部の雲林縣林内郷⇒台南市菅田と回りました。
(3)2014/8/8~13 台北⇒金門島⇒台中空港⇒台湾中部の渓頭森林遊楽区を回りました。
(4)2018/2/26~3/4 台北⇒大雪山・八仙山⇒渓頭・杉林渓へ。
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台北市内の公園で見た野鳥

 
ゴシキドリの縮小画像  
 
タイワンゴシキドリ(台湾五色鳥) Taiwan Barbet, 台湾擬啄木(五色鳥)  
 台湾台北市 萬慶公園横の河原 2014/3/21
 キツツキ目オオゴシキドリ科。全長約20~22cm。雌雄同色。
 ⇒ ゴシキドリ(Black-browed Barbet)から分離した台湾固有種。
 ⇒ 台湾台北市 台北植物園 2014/6/6
 ⇒  台湾中部の雲林縣林内郷 2014/6/8
 
クロヒヨドリの写真 
 
クロヒヨドリ(黒鵯) malagasy bulbul, black bulbul 紅嘴黒鵯
  台湾台北市文山区 萬慶公園 2014/3/21
 スズメ目ヒヨドリ科。全長約20cm。雌雄同色。台湾、中国、ベトナム、マダガスカルなどに生息する。
2004年と2006年に与那国島で観察されており、日本鳥類目録7版で検討中の種とされている。
 ⇒ 台湾 台中市和平区谷関温泉 2014/3/24 普通にたくさん居ました。台湾固有亜種。
 ⇒ 台湾南投県 渓頭森林遊楽区 2018/3/1
 
クビワムクドリの縮小画像
 
クビワムクドリ(首輪椋鳥) Black-collared Starling 烏領椋鳥、黒領椋鳥 
 台湾台北市 萬慶公園横の河原 2014/3/21
 スズメ目ムクドリ科。全長約28cm。雌雄同色。東南アジア、中国東部、台湾などに生息する。
 ⇒
 ⇒ 台湾台北市 2014/8/8 幼鳥。
 
ズグロミゾゴイ幼鳥 ズグロミゾゴイ(頭黒溝五位) malayan night heron, tiger bittern
  台湾台北市文山区 景美公園・萬慶公園 2014/3/21
 サギ科。全長約47cm。雌雄同色。インド、中国南部、東南アジア、フィリピン、台湾などに分布する。日本には、石垣島・西表島・黒島に留鳥として生息している。日本では絶滅危惧Ⅱ類。   
 ⇒ 台湾台北市文山区 景美公園・萬慶公園 2014/3/21 幼鳥。台湾名は、黒冠麻鷺。
 ⇒  台湾台北市文山区 景美公園・萬慶公園 2014/3/21 ズグロミゾゴイの巣
 ⇒ 台湾台北市 台北植物園 2014/6/6 ズグロミゾゴイのヒナと巣
 ⇒   台湾台北市郊外 陽明山国家公園 2015/9/27 雨で回れませんでした。
 ⇒ 台湾台北市 台北植物園 2018/2/26
 ⇒※日本のズグロミゾゴイ 
 ⇒※タイのズグロミゾゴイ
 
クロエリヒタキの写真  
 
クロエリヒタキ(黒襟鶲) black-naped monarch 黒枕藍鶲
  台湾 台北植物園 2014/6/6
 スズメ目カササギヒタキ科。全長約15cm。インド、東南アジア、中国南部、台湾に生息。日本では迷鳥として、与那国島で1回記録されている。
 ⇒  台湾北東部(宜蘭県) 2014/6/7 ♂。台湾では普通種の留鳥で、台湾固有亜種。
 ⇒ 台湾雲林縣林内郷 2014/6/8 背中の色が褐色味がつよく、♀だと思いますが?
 ⇒※ 参考 タイのクロエリヒタキ
 ⇒※ 参考 ボルネオのクロエリヒタキ
 
シキチョウの縮小画像
 
シキチョウ(四季鳥) Oriental Magpie Robin 鵲鴝
 台湾台北市 台北植物園 2014/6/6
 スズメ目ヒタキ科。全長約19~21cm。インドから東南アジア、中国南部、インドネシア、台湾などに生息する。
 ⇒  オス。(♀は全体に灰色がかった体色。)
 ⇒ まだ尾が短い幼鳥もいました。
 ⇒ 台湾金門島 2014/8/11 幼鳥。
 
オウチュウの写真  
 
オウチュウ(烏秋) black drongo 烏秋,大巻尾
    台湾台北市 萬慶公園横の河原 2014/3/21
 スズメ目オウチュウ科。全長約28cm。中国からインドなどに生息する。

 ⇒ 台湾台中市(阿里山に向かう途中に) 2014/3/22 中国大陸の個体より尾がわずかに短く、台湾固有亜種だそうです。いろいろな場所でよく見かけました。
 ⇒ 台湾東北部(宜蘭県) 2014/6/7 親とヒナ。
 ⇒※ 日本のオウチュウ 
 ⇒※ タイのオウチュウ 
 
タイワンオナガの縮小画像
 
タイワンオナガ(台湾尾長) Grey Treepie 樹鵲、灰樹鵲
 台湾台北市 台北植物園 2014/6/6
 スズメ目カラス科。全長約34~40cm。ヒマラヤから東南アジア、中国東部、台湾などに生息する。
 ⇒ 
 ⇒ 台湾台北市 228和平公園 2015/9/29 台北駅から近いので寄ってみましたが、他にはシロガシラ・スズメ・メジロを見ただけでした。
 
シロガシラの写真
 
シロガシラ(白頭) light-vented bulbul, chinese bulbul 白頭翁
  台湾台北市文山区 萬慶公園
 スズメ目ヒヨドリ科。全長約18.5cm。雌雄同色。中国南部や台湾に分布する。
 ⇒ 台湾台北市萬慶公園 2014/8/8 幼鳥。台湾ではいろいろな所に普通に居ました。台湾固有亜種。
 ⇒※ 日本のシロガシラ 
 
 
  • 2014/3/21 台湾台北市萬慶公園・景美公園では他に、カササギキジバト・スズメ、公園横の河原でオウチュウなど。
  • 2014/6/6 台北市台北植物園では他にはメジロなど。
  • 2014/8/8 台北市萬慶公園で他に、スズメ・クロヒヨドリ・カノコバト・キジバト・タイワンオナガ・カササギ・オウチュウ・インドハッカジャワハッカなど。

台湾の北東部(宜蘭県・ぎーらんけん)で見た野鳥

タイワンコノハズクの縮小画像  
 
タイワンコノハズク(台湾木葉木菟) Mountain Scope Owl, Spotted Scope Owl 黃嘴角鴞 
 台湾北東部(宜蘭県) 2014/6/7
 フクロウ目フクロウ科。全長約17~21cm。眼は黄色。台湾固有亜種。
 ⇒ 台湾名は、クチバシが黄。日本のコノハズク(Oriental Scops Owl)の嘴は黒い。
 ⇒  この日巣立ったヒナです。写真の木の葉と比較すると分かりますが、大きさはこぶし大です。
 
ヒメオウチュウの縮小画像
 
ヒメオウチュウ(姫烏秋) Bronzed Drongo 小巻尾
 台湾 北東部(宜蘭県) 2014/6/7
 スズメ目オウチュウ科。全長約22~25cm。インドから東南アジア、台湾などに生息する。
 ⇒ オウチュウは約28cm位なので、オウチュウより少し小さい。金属光沢がある。
 ⇒  
 ⇒  台湾台中市 大雪山のふもと 2018/2/27
 ⇒※ 参考 タイのヒメオウチュウ
 
バンケンの写真 
 
バンケン(番鵑) lesser coucal
  台湾北東部(宜蘭県) 2014/6/7
 カッコウ目カッコウ科。全長38cm。雌雄同色。中国南部、台湾、フィリピン、東南アジアに生息する。冬羽は体がバフ褐色で頭部が濃褐色。托卵はしない。日本では、迷鳥として南西諸島や対馬で観察されている。
 ⇒  台南市菅田 水雉生態教育園区 2014/6/8 成鳥の夏羽。虹彩は暗褐色。台湾名も「番鵑」。台湾金門島などに生息するオオバンケンは、大きくて虹彩は赤い。
 ⇒タイのバンケン 2016/1/26他 冬羽。
 
 

台湾中部の雲林縣林内郷で見た野鳥
カヤノボリの縮小画像  
 
カヤノボリ(萱昇) Collared Finchbill 白環鸚嘴鵯 
 台湾中部 2014/6/8
 スズメ目ヒヨドリ科。全長約21~23cm。中国東部からベトナム北部、台湾に生息する。台湾固有亜種。
 
 

台湾中部の南投縣渓頭森林遊楽区・杉林渓で見た野鳥
ムネアカヒタキの縮小画像 
 
ムネアカヒタキ(胸赤鶲) Snowy-browed Flycatcher, Rufous-breasted Blue Flycatcher 黃胸青鶲  
 台湾中部の渓頭森林遊楽区 2014/8/12
 スズメ目ヒタキ科。全長約10m。東南アジア、フィリピン、中国南部、台湾に分布する。台湾固有亜種で、台湾では1,000~2,000mの林に留鳥として生息する。
 ⇒  雄。全長約10mで小さいです。
 ⇒  雌。
 
シロクロヒタキの縮小画像  
 
シロクロヒタキ(白黒鶲) Little Forktail 小剪尾  
 台湾中部の渓頭森林遊楽区 2014/8/12
 スズメ目ヒタキ科。全長約12~14m。ヒマラヤ山脈からミャンマー、中国南部、台湾に分布する。台湾固有亜種で、台湾では600~2,900mの渓流に留鳥として生息するがめずらしい。
 ⇒    カワビタキも同じ渓流にいました。
 ⇒  幼鳥。
 ⇒  台湾南投縣 渓頭 2018/3/1
 ⇒YouTube シロクロヒタキ
 
コンヒタキの画像  
 
コンヒタキ(紺鶲) white-tailed robin, white-tailed blue robin 白尾鴝
  台湾南投縣 渓頭 2014/8/12
 スズメ目ヒタキ科コンヒタキ属。全長約17cm。ヒマラヤ、東南アジア、中国南部などと台湾に生息する
。日本では1997年に長崎県男女群島で記録があるが、日本鳥類目録7版では検討中の種とされています。
 ⇒  雌。雄は全身が紺光沢がある黒色。全長17cmでオオルリ(全長16.5cm)より少し大きいです。外側尾羽の基部に白斑がある。
 ⇒ 台湾名は「白尾鴝」で、500m~2,500mに生息する留鳥で台湾固有亜種。
 ⇒※ タイのコンヒタキ♂ 
 
チメドリの画像  
 
チメドリ(知目鳥) Dusky Fulvetta
  台湾 渓頭 2018/3/3
 スズメ目チメドリ科チメドリ属。全長約17cm。中国東部と台湾に生息する

 ⇒  
 
 

阿里山で見た野鳥
シマドリの縮小画像  
 
シマドリ(縞鳥) Taiwan Barwing 紋翼畫眉 
 台湾嘉義県 阿里山国家風景区 2014/3/22
 スズメ目チメドリ科。全長約18cm。1,300m~2,500mの高山に生息する。雌雄同色。台湾固有種。
 ⇒
 ⇒  台湾南投県 杉林渓森林生態渡假園区 2018/3/2
 
ヤブドリの縮小画像
 
ヤブドリ(藪鳥) Steere's Liocichla 藪鳥
 台湾嘉義県 阿里山国家風景区 2014/3/22
 スズメ目チメドリ科。全長約18cm。700m~2,500mの林に生息する普通の留鳥。台湾固有種。
 ⇒ 
 ⇒  台湾 渓頭 2014/8/12
 ⇒  台湾 杉林渓 2014/8/12
 ⇒  台湾 大雪山 2018/2/27
 ⇒ 10   11  台湾 渓頭 2018/3/3
 
カンムリチメドリの縮小画像
 
カンムリチメドリ(冠知目鳥) Taiwan Yuhina 冠羽畫眉
 台湾嘉義県 阿里山国家風景区 2014/3/22
 スズメ目メジロ科。全長約13cm。一般的には1,500~2,500m の高山に生息し、冬は低地に移動する。台湾固有種。
 ⇒  冠羽は濃い茶色です。逆光で色が出ていません。
 ⇒  台湾台中市 大雪山国家森林遊楽区 2018/2/27
 ⇒  台湾南投県 杉林渓森林生態渡假園区 2018/3/2
 
メジロチメドリの縮小画像
 
メジロチメドリ(目白知目鳥) Grey-cheeked Fulvetta 繍眼畫眉
 台湾嘉義県 阿里山国家風景区 2014/3/22
 スズメ目チメドリ科。全長約12cm。東南アジアの北部や中国南東部なとに生息する。台湾固有亜種。
 ⇒ 
 ⇒ 杉林渓森林生態渡假園区 2018/3/2
 
ズアカチメドリの縮小画像
 
ズアカチメドリ(頭赤知目鳥) Red-headed Tree Babbler 山紅頭
 台湾嘉義県 阿里山国家風景区 2014/3/22
 スズメ目チメドリ科。全長約11cm。台湾固有亜種。
 ⇒ ちょっとこの写真では、分からないですよね・・・。
 
キバラシジュウカラの縮小画像
 
キバラシジュウカラ(黄腹四十雀) Green-backed Tit 青背山雀
 台湾嘉義県 阿里山国家風景区 2014/3/22
 スズメ目シジュウカラ科。全長約12cm。台湾固有亜種。
 ⇒ 
 ⇒  杉林渓森林生態渡假園区 2018/3/2
 
 
  • 他には、キセキレイ・トラツグミ・シロハラ・ハシブトガラスなど。

 

大雪山で見た野鳥

アリサンヒタキの縮小画像  
 
アリサンヒタキ(阿里山鶲) Collared Bush Robin 栗背林鴝 
 台湾台中市和平区 大雪山国家森林遊楽区 2014/3/23
 スズメ目ヒタキ科。全長約12~13cm。1,700m~3,800mの山岳地帯に生息する。台湾固有種。
 ⇒   ♂
 ⇒ 5♀  キクチヒタキの♀も良く似ていますが、アリサンヒタキの♀だと思います。 
 
キクチヒタキの縮小画像
 
キクチヒタキ(菊池鶲) White-browed Bush Robin 白眉林鴝 
 台湾台中市和平区 大雪山国家森林遊楽区 2014/3/23
 スズメ目ヒタキ科。全長約13~15cm。ネパールからベトナムなどの、2,000~3,400mの山岳地帯に生息している。台湾固有亜種。
 ⇒  ♂。最初見た時は、アリサンヒタキと同じ場所でしたので、アリサンヒタキの♀だと思いました。キクチの名前は、標本採集人の菊池米太郎氏の名前から命名されたと思います。
 
ルリチョウの縮小画像
 
ルリチョウ(瑠璃鳥) Formosan Whistling-Trush 台灣紫嘯鶇
 台湾台中市和平区 大雪山国家森林遊楽区 2014/3/23
 スズメ目ヒタキ科。全長約28~30cmの大型のツグミです。海抜0~2,200mの主に渓流沿いの広葉樹林に生息する。台湾固有種。
 ⇒  
 ⇒   台湾 杉林渓 2014/8/12 大雪山で初めて見た時は、暗かったのでただ黒い鳥でした。光が当たるとこんなにも綺麗でした。
 ⇒ 子育て中のようで、捕った虫を運んでいました。
 ⇒ 大雪山国家森林遊楽区 2018/2/27
 
タカサゴマシコの縮小画像
 
タカサゴマシコ(高砂猿子) Vinaceous Rosefinch 酒紅朱雀
 台湾台中市和平区 大雪山国家森林遊楽区 2014/3/23
 スズメ目アトリ科。全長約13~16cm。ヒマラヤや中国西部の2,000~3,500mに生息する。台湾固有亜種。
 ⇒  ♂
 ⇒  ♀
 
タイワンキンバネガビチョウの縮小画像
 
タイワンキンバネガビチョウ(台湾金羽画眉鳥) WhiteーWhiskered Laughingーthrush 金翼白眉
 台湾台中市和平区 大雪山国家森林遊楽区 2014/3/23
 スズメ目チメドリ科ガビチョウ亜科。全長約26~28cm。2,300~3,500m の山岳に生息する。台湾固有種。
 ⇒ なぜか「キンバネホイビイ」と呼ばれています。
 ⇒ 体の色が薄い個体もいました。若鳥でしょうか? 
ミミジロチメドリの縮小画像
 
ミミジロチメドリ(耳白知目鳥) White-eared Sibia, Taiwan Sibia 白耳畫眉
 台湾台中市和平区 大雪山国家森林遊楽区 2018/2/27
 スズメ目チメドリ科ガビチョウ亜科。全長約23~24cm。繁殖期は1000m~2500mに分布する。台湾固有種。
 ⇒   台湾杉林渓森林生態渡假園区 2018/3/2
  
サンケイの縮小画像
 
サンケイ(山鶏) Swinhoe's Pheasant 藍腹鷴
 台湾台中市和平区 大雪山国家森林遊楽区 2014/3/23
 キジ目キジ科。全長♂約79cm、♀約50cm。500~2,500m の森林に生息する。台湾固有種。
 ⇒  ♂。
 ⇒  ♀。
 ⇒  大雪山国家森林遊楽区 2018/2/27 ♂。
 ⇒  大雪山国家森林遊楽区 2018/3/1 ♀。
 ⇒YouTube サンケイ 
 
ミカドキジの縮小画像
 
ミカドキジ(帝雉) Mikado Pheasant 帝雉
 台湾台中市和平区 大雪山国家森林遊楽区 2014/3/23
 キジ目キジ科。全長♂約86cm、♀約55cm。1,600~3,300m の高山に生息する。台湾固有種。
 ⇒ 「早朝と夕方に出る」というので、午後から待ちました。
 ⇒ ♀。
 
ミヤマテッケイの縮小画像
 
ミヤマテッケイ(深山竹鶏) Taiwan Partridge 深山竹雞
 台湾台中市和平区 大雪山国家森林遊楽区 2018/3/1
 キジ目キジ科。全長約24cm。海抜800~2300mに生息する。台湾固有種。
 ⇒ 
 ⇒YouTube ミヤマテッケイ 
 
タイワンガビチョウの縮小画像
 
タイワンガビチョウ(台湾画眉鳥) 画眉鳥 Taiwan Hwamei 畫眉
 台湾台中市 大雪山のふもと 2018/3/1 
 スズメ目チメドリ科ガビチョウ亜科。全長約24~25cm。台湾固有亜種。
 ⇒ 草の中にもぐっていました。
 
 

谷関温泉・八仙山国家森林遊楽区で見た野鳥
カワビタキの写真  
 
カワビタキ(川鶲) plumbeous redstart, plumbeous water-redstart
 台湾 台中市和平区谷関温泉 2014/3/24
 スズメ目ヒタキ科カワビタキ属の鳥。全長約13cm。インドや東南アジアの広い範囲に分布している。
 ⇒ 2♂   3♀   4♀  台湾のカワビタキは固有亜種で、色が黒く尾の白色部が狭いという。台湾名は、「鉛色水鶫」。
 ⇒ 5♂   6♀   7♀  台湾中部の渓頭森林遊楽区 2014/8/12
 ⇒ 8♂   杉林渓森林生態渡假園区 2018/3/2 
 
カンムリワシの写真
 
カンムリワシ( 冠鷲 ) crested serpent eagle
  台湾 台中市和平区谷関温泉 2014/3/24
 タカ目タカ科。雌雄同色で全長50~70cm。インド~東南アジア~中国南部などに分布する。
 ⇒台湾のカンムリワシは日本の八重山産より大きく「オオカンムリワシ(大冠鷲)」と呼び、台湾固有亜種。 Birds of East Asia では、八重山産を「ryukyu serpent eagle 」として、それぞれを別種としています。
 ⇒ 台湾台中市 大雪山のふもと 2018/3/1 他にも、八仙山や林渓森林生態渡假園区で2羽で飛んでいました。
 ⇒※ 日本のカンムリワシ 日本には、石垣島・西表島に留鳥として生息している。
 ⇒※ マレーシア・ボルネオ島のカンムリワシ
 
 
  • 2014/3/24 谷関温泉では、他にカワガラス・ルリチョウ・クロヒヨドリ。八仙山国家森林遊楽区で、カワビタキ・ホオジロハクセキレイなど。
  • 2018/2/28 八仙山で、カンムリワシ(飛翔)・カンムリチメドリ・クロヒヨドリ・カワビタキなど。

 
ベニサンショウクイの縮小画像  
 
ベニサンショウクイ(紅山椒喰) Grey-chinned Minivet 灰喉山椒鳥、紅山椒鳥  
 台湾 台中市和平区 2014/3/24 
 スズメ目サンショウクイ科。全長約17~19cm。中国南東部、東南アジア、南アジアに生息する。
 ⇒ ♂。谷関温泉から台中市東勢区へ向かう道路沿いで。カーブミラーに写る自分と、縄張り争い!!
 ⇒ 
 ⇒ 台湾 北東部 2014/6/7 ♀は黄色。
 
  ・谷関温泉から台中市東勢区へ向かう道路沿いで、ベニサンショウクイ・オウチュウ・カワビタキ・シロガシラ・ジャワハッカマミハウチワドリカノコバトベニバトなど。
 

台南の官田水雉(レンカク)生態教育園区で見た野鳥
レンカクの写真   レンカク(蓮角) pheasant-tailed jacana
  台湾 台南市官田 水雉生態教育園区 2014/6/8
チドリ目レンカク科。全長約55cm(尾羽を除く30cm)。雌雄ほぼ同色。中国南部やインドネシア、インドなどに生息する。

 ⇒     台湾名は「水雉(水のキジ)」。官田では菱角(ひし)の実を採取する農業の衰退でレンカクも激減しましたが、保護活動で数が復活しました。ちょうど繁殖の時期で、一妻多夫の雄は雌を巡って激しく争っていました。
 ⇒   一妻多夫で、雄が営巣・子育てをするそうです。
 ⇒※ 日本のレンカク
 ⇒※ タイのレンカク 
 
ツバメチドリの写真  
 
ツバメチドリ(燕千鳥) oriental pratincole, large indian pratincole
  台湾台南市官田 水雉生態教育園区 2014/6/8
 チドリ目ツバメチドリ科。全長約26.5cm。中国東部やロシア南東部で繁殖し、インドや東南アジアやオーストラリア北部で越冬する。
 ⇒ 成鳥(夏羽)と幼鳥。台湾名は「燕鴴」。
 ⇒日本のツバメチドリ 
 
コシジロキンパラの写真
 
コシジロキンパラ(腰白金腹) white-rumped munia
   台湾 台南市官田 2014/6/8 
 スズメ目カエデチョウ科。全長10~11cm。インドから東南アジア、中国、台湾に分布。雌雄同色。日本には沖縄本島に、少数が生息している。
 ⇒ 台湾名は「白腰文鳥」。
 
   
 

金門島で見た野鳥
オオバンケンの画像  
 
オオバンケン(大番鵑) Greater Coucal 褐翅鴉鵑 
 台湾金門島 2014/8/9 他
 カッコウ目カッコウ科。全長約47~52cm。インドから東南アジア・インドネシア、中国南東部などに分布する。バンケン(全長約31~42cm)より大きい。
 ⇒  成鳥。虹彩は赤い(バンケンの虹彩は暗褐色)。草藪や潅木が茂った場所を好む。金門島では普通の留鳥。
 ⇒   幼鳥。画像6は、セミを食べていました。 
 ⇒※ 参考 タイのオオバンケン
 
クビワガラスの縮小画像
 
クビワガラス(首輪鴉) Collaredr Crow 玉頸鴉 
 台湾金門島 2014/8/9
 スズメ目カラス科。全長約48~54cm。中国に生息する。
 
ハリオハチクイの縮小画像
 
ハリオハチクイ(針尾蜂食) Blue-tailed Bee-eater 栗喉蜂虎 
 台湾金門島 2014/8/9 他
 ブッポウソウ目ハチクイ科。全長約29~36cm。東南アジア・中国南東部などに分布する。金門島には4月から9月末までいて集団営巣する。台湾本島には生息していない。
 日本の宮古島で過去に観察された個体は、オーストラリアからニューギニアなどに生息するハチクイ(Rainbow Bee-eater,Australian Bee-eater)です。

 ⇒    既に多くが巣立っていました。親鳥は虹彩が赤い、針尾がある、喉の栗色が鮮やかです。幼鳥は眼は黒い、針尾がない、喉の栗色は不鮮明です。
 ⇒   土手に穴を掘って集団営巣しています。ここではロープを張って、近づかないようにするなど大切に保護されています。
 ⇒  2014/8/11 大きな長いヘビが巣に近づきましたが、代わるがわるに攻撃して守りぬきました。
 ⇒※ 参考 タイのハリオハチクイ
 ⇒※ 参考 ランカウイのハリオハチクイ
    
 

 ※台湾の固有種と固有亜種については、臺灣大學數位動物博物館による。

INDEXロタ島ボルネオガラパゴス海外2